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秀丸スロットマシン化計画

秀丸がラスベガスに並ぶ…?
 今回は、秀丸をスロットマシンにして遊んじゃおうというマクロです。キーボードを酷使するタイプのマクロですから、ヤワなキーボードをお使いの方は、秋葉原なり日本橋なり寺町なりに走って、新品のキーボードに取り替えておくようお薦めします。リターンキーが壊れるかもしれません。自制心のない人は絶対にこのマクロで遊んではダメです。あ、そこの良い子のみんなも、ちゃんとわかってるネッ!
 あ、ついでというか、こちらが本題と言えば言える「秀丸マクロ」のテーマですが、変数と

表示の基礎と応用

●配列変数
 秀丸マクロの変数には文字列型と数値型変数がありました。その変数名には、半角英数文字が使えますが、角カッコ"[]"を追加することで配列変数として扱えるようになります。次に例を示します。

    $test[3]="ABC";
    #number[#k]=123;
 

 また、角カッコを重ねて指定することで、多次元の配列も同様に指定できます。

    $a[2][#n+5]="こ";
    #num[#k*3][#l+#m][#n]=456;
 

●条件文
 主な制御文としてif文とwhile文があります。使用法はC言語とほぼ同じで、条件式が真であれば各文に続く文を実行し、偽であれば次のコマンドに進みます。if文ではelseで分岐できます、while文中のbreakはループからの脱出です。ネスティングも自由です。いわゆる「for 〜 next」、「case」、「repeat」等に該当するコマンドはりませんが、if文とwhile文を組み合わせてこれらを完全に代用できます。(詳細は、マクロ・リファレンスを参照して下さい)

●関数
 文字列関数にはleftstr()、rightstr()、midstr()、strlen()、gettext()、strstr()があり、一般的な言語で用意されている同等の関数の書式にほぼ準じています。(詳細は、マクロ・リファレンスを参照して下さい)

●title文
 前回ではmenu系文を使って情報を表示しましたが、今回は、title文を使います。title文は、パラメタで指定した文字列をキャプションバーに表示するコマンドです。(詳細は、マクロ・リファレンスを参照して下さい)

●keypressed文
 disablebreakを実行した後のkeypressed文は、メッセージキューからキーコードを1つ取り出します。whileループ中で実行すると連続してキーコードを取得できます。さらにtitle文を併用すると、キー入力を受け付けながら変化する情報を連続的に表示させることができます。(詳細は、マクロ・リファレンスを参照して下さい)

●秀丸のスロットマシン化
 これらを利用して秀丸をスロットマシン化するマクロに組み上げます。HMslot.macを「マクロ実行」などで実行し、リターンキーを押して、3つの表示を合わせてください。本格的に乱数を発生させているわけではありませんが、意外に難しいかもしれません。くれぐれもキーボードを壊さないように注意してください。

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