=============================================================================  ダウンロードしていただき、ありがとうございました(^^)  gyouCHK2.mac は、秀丸エディタ for Windows 上で快適に「○字×○行」のスタイ ルの日本語文章を作成できるよう、行数を簡便に算出表示、結果のファイル出力を行 うマクロです。  「○字×○行」のスタイルで日本語を扱わなければならない方々には、絶大な威力 を発揮する事と希望しています。ご利用していただければ幸いです。まあ、行選択して キーポンで行数がわかる機能だけでも、かなり便利ですよん(^^;  なお、書きマクロシリーズの中枢となるマクロも近日公開予定ですので、そちらもよ ろしくお願いネ。(はっきり言って、「いきそうなほど便利」??)(^^; ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『エディタで日本語文章作成に携わる全ての方々に、秀丸を、ファインアジャスト!!』 「書きマクロ・シリーズ」のねがいです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  では、つまらない前置きはこのへんにして、以下にgyouCHK2.mac gyouDEL2.mac gyouTAG2.mac の使い方(特別な注意はほとんどありません)や仕様を説明いたします。 -------------------------------[目次]------------------------------------- ●[1]はじめに------------------------------------------------------[1] ●[2] 実行前に下準備をしましょう-----------------------------------[2] ●[3]いよいよマクロの実行------------------------------------------[3] ●[4]gyouCHK2.mac 主要仕様-----------------------------------------[4] ●[5]gyouCHK2.mac が認識する「文章の構成」-------------------------[5] ●[6]gyouCHK2.mac の選択状態での動き-------------------------------[6] ■[7]見出行の計算の仕方--------------------------------------------[7] ●[8]主要な特徴----------------------------------------------------[8] ●[9]結果ファイルの出力仕様----------------------------------------[9] ●[10] gyouDEL2.mac の使い方--------------------------------------[10] ●[11] gyouTAG2.mac の使い方--------------------------------------[11] ●[12]より便利に本マクロで書きマクロと思っている方に---------------[12] ●[13] 書きマクロ シリーズについて---------------------------------[13] ●[14]最後に-------------------------------------------------------[14] ------------------------- [目的別目次]------------------------------------ ◎必読………………………………………………………[5],[8],[9],[14]. ◎マクロ仕様を知りたい場合……………………………[4],[8]. ◎「文章の認識方法」を知りたい場合……………………[5]. ◎選択した行の行数をすぐ知りたい場合………………[6]. ◎強制的に終了させたい行がある場合…………………[4]. ◎見出連番を削除したい場合……………………………[10]. ◎結果出力ファイルの詳細を知りたくなった場合……[9]. ◎結果出力ファイルから本文にジャンプしたい場合…[11]. -------------------------------[本文]-------------------------------------- ●[1] ●[1]はじめに ●[1]  ほぼ動かせばわかると思いますが、最初の方は、「マクロの使い方もなんにも知ら なかった人」にも解るようにと、手順を追って説明してあります。秀丸を熟知してい る方は、読み飛ばしてください。(なにしろ、このマクロのテストを頼んだ知人から 「秀丸で例のマクロを読み込んだけど全く動かない!」との苦情。真っ青になったん ですが、原因は、マクロを秀丸でテキストファイルとして<読み込んだ>だけだったと いう笑えない実例があったものですから・・・正直、くどいです(^^;))  以下の指示(1-5)に従っていただくと3〜5分で本マクロを把握できます(^.^) ●[2]gyouCHK2.mac gyouDEL2.mac gyouTAG2.mac 実行前に下準備をしましょう ●[2]3ファイルをコピー!  (1) kakimac1.lzh を解凍します。  (2) 解凍された(1)〜(3)の3つのファイルを、秀丸があるディレクトリにコピーします。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 【書きマクロ Vol.4 #K1〜#K3】日本語文章作成支援シリーズ第4集 #K1〜#K3      gyouCHK2.mac・・・行数計算のマクロ本体-------------------(1) gyouDEL2.mac・・・見出し行の通番を削除するマクロ---------(2) gyouTAG2.mac・・・結果ファイル専用一発ジャンプマクロ-----(3)  (3) 次のファイルはどこかにおいて秀丸で読んで下さい。      readmeg2.txt・・・このファイルです。(読後は削除可)-----(4)  準備が整ったところで、秀丸でこの readmeg2.txt をオープンして下さい。 (初めからそうしている方、3つのマクロファイルを秀丸のディレクトリに移動さ せましたか? まだの方は3ファイルを移動させた後で、再度、秀丸でこのファイ ルを編集状態にして下さい) ●[3] ●[3]いよいよマクロの実行 ●[3]なお、5)まで読んでから実行して下さい ●[3]  (4)マクロの実行の手順を示します。(実行は(7)まで待って下さい)    (a)マクロ(M)→マクロ実行(X) で「マクロ実行」ダイアログボックスを出す。    (b)そのリストボックスから [ gyouCHK2.mac を選び、OKボタンを押す。            ※なお、リストボックスにない場合は(2)から再確認。    (c)実行時には、何やら確認表示されます。    (d)次々に[はい(Y)]か[いいえ(N)]ボタンをクリックするか、リターンキーを。 (e)最後に「結果をファイルに出力するか」質問してきます。思わず「はい」  を選択すると、新しいファイルが開き、ゴニョゴニョ結果が出力されますが  驚かないで下さいね。このファイルはマクロが自動的に作るものですから危害  は加えません。最悪、同じ名前があっても追加で書き加えていますから、  編集の「最初からやり直し」を選択すれば元通り。ご安心下さい(^^; (f)実行は必ずこのファイル上でやってください。  つまり、kakimac 共通の見出行(行頭●)がないとほとんど意味を持ちません。 (g)スピードはちょっと遅いかも(^^;   大体、1秒で100行弱くらいが目安かと思います。(環境による)  このreadmeg2.txt は私の環境で約15秒かかります。だいたいそれくらいの 時間は    何も変化がないかもしれません。(選択によって違いますが)慌 てないでね。      ただし、これはマクロが遅いだけではありません。実際にこのファイ ルの1行まで    行って、そこから矢印の↓ (down key)だけを押しつづけて 、ファイルの最後までに、    到着する時間を計測して見て下さい。ちょっ とがっかりする事実が判明するかも(^^;      これは、Windowsソフトの宿命ですが、スクロールをリピート回数分に設定   しても20秒から最悪30秒くらいかかるかもしれません。もちろん、高速な ビデオやCPUによってかなり変化する数字ですから、体感的に問題がなけれ ば問題とすべきでしょう。      指先で数えるより黙っていても待っていれば数えてくれるから便利だ、くらいに     気軽に考えて下さい。WindSock ではないのですから(^^;(^^;(^^;  (5)では、実際に上記の (a)〜(e) の操作をして、マクロを実行してください。    何度か、(6)を参考にして gyouCHK2.mac を実行してみて下さいね。    2回目以降は、(6)ー(b)が省略できるはずです。つまり、リストボックスには、    直前に実行したマクロ名が入るようになっています。    まあ、何回か、実行してみれば、どんなことをやるのか、把握できるでしょう。 ●[4] ●[4] gyouCHK2.mac 主要仕様 ■[4]  (A)gyouCHK2.mac は、見出と本文の行数を数えるマクロです!    行をカウントしながら、<●>が行頭にある行では、[1],[2] と自動連番をう    ちます。(結果だけを選択していると途中の様子はわかりません)  自動連番は、gyouCHK2.mac の実行のたびに実施されます。つまり、見出を 文章の前の方に持ってきたとか、削除したとかの場合すぐ、しかもセーブなど しないで、変えた瞬間にgyouCHK2.macを実行すれば、すぐ連番は打ち直されて います(^^) 従って、比較的長い文章(小説、論文など)の構成に適します。  雑誌の文章などにも充分ご利用頂けるはずです。が、比較的短い雑誌原稿な どには、さらに最適化したマクロを熟考中です。(もっとも gyouCHK2.mac と は、目的を異にしますから、 gyouCHK2.mac も忘れないで下さいまし)  (B)選択状態、非選択状態に両対応しています。 ・非選択状態=全文をチェック対象にします。 ・選択状態=選択された行間だけをチェックします。 ・いずれも結果をファイル出力するかどうか選べます。  (C)結果ファイルで文章の長さや構造などを検討できます。 ・結果ファイルには、各ブロックの長さが一覧表示されますから、  文章全体の構造や長さを検討できます。 ・この結果ファイルから目標とする見出行へ一気にジャンプできます。  そのためのマクロ gyouTAG2.mac を同梱しました。  (D)強制終了マークが使用できるようになりました。     ・「この行までで行算出を止めたい」と思う事はよくあること。      そこで今回、強制終了マーク機能を追加。      行数チェックを止めたい行の行頭に      [-eoc-]      と書いて下さい。これだけです。この行で行カウントをストップします。     ・また、結果ファイルを出力した際には、      && [-eoc-]    と表示され、強制終了した事を明示します。   ・なお、[-eoc-] は、 End Of Check lines とお考え下さい。    前後の−−は、誤動作防止のためです。他意はありません。 ●[5] ●[5]gyouCHK2.mac が認識する「文章の構成」 ●[5]  もう gyouCHK2.mac の動きに慣れましたか。  でも、こんな疑問をもたれた方はスゴイ。 「文の最初から最初の見出に入った時、加算されない行数があるのでは???」 そこで本マクロでは、文の構成をどう扱っているのかを紹介します。  (A)文の構成   ■文書ファイル=「リード部」+「文」  「リード部」=最初の見出行が出るまでの行         「文」=「ブロック」×n=(「見出行」+「本文行」)×n        ■ブロック=「見出行」+「本文行」         「見出行」=●が行頭にある連続行         「本文行」=見出部を除くすべての行=「実文行」+「空白行」        ■本文行=「実文行」+「空白行」         「空白行」=リターンキーだけの行         「実文行」=見出行、空白行を除くすべての文の行     下の例を見た方が早いでしょう(^^;        (一組の見出部とそれに続く本文を「ブロック」と呼びます)    タイトルやチャッチ、サブキャッチ等等は、専門のDTPソフトに任せて、    本マクロでは、本文の作成支援にのみ力点を置いていますので、こんな風に    なります。(国語学的に……なんて言われてもわかりまへん(^^)  <本文部と見出部の例> 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 16|●<<---------------------------------------------------- 17|●通信ソフトのオートパイロット・ミス<<-----------------|見出行<--| 18|●あまりに吐かない恋は、健康の印<<---------------------- |ブ 19| 偶然だった。私が、愚Termのセッ<------|実文行<----- |ロ 20|ティングを○から×に変えてしまったの<<-----|実文行 | | ッ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 | |ク 34|という彼女は、健康すぎた。そんなもの<<-----|実文行 | | 35|すぐにでも吐き出せば良いものを、もっ<<-----|実文行 |本文行<--| 36|いないの一点張り。また、一つの恋は終<<-----|実文行 | 37|わってしまった。<<-------------------------|実文行 | 38|<<-----------------------------------------|空白行 | 39|<<-----------------------------------------|空白行<----- 40|●<<---------------------------次の見出行 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  簡単にいえば、「文章は、見出があって本文がズラズラ。そのくり返し」。 たったこれだけのものとして行数を算出していますが、世の中のほとんどの出版物は 、この考え方でカバーできると断言します、はい、はいはい。もし、これが通用しな い印刷物があったとしたら、それは、もう、絵画の世界でしょう(^^;  しかも最近の雑誌などのレイアウトでは、あまり文字行を侵食するような写真やレ イアウトの挿入の仕方はしていません。文字列1段の12行文が写真用スペースとか 文行2段で10行×2段というようなレイアウトが良く見られます。  こうなるとKAKIMAC の独断場でしょう。  U)例外=リード部=第一回目の見出部が出るまでの行 これは、表示はしますが、積算されません。 (リード部中の実文行、空白行は表示されます)  <リード部の例(先行部ともいいます)>   1|○○誌□□月号、読む時はハンカチを忘れずに! <<----------- 2| | 3|(タイトル) | 4|本誌提携清貧記者 感涙の実体験談 | リ 5| | | 6|(リード部 20W*4L) | ド 7|パソコン通信と恋が、ここまで美しく結実し | 部 8|た事があっただろうか。・・・・ | 9| | 10|・・・・をレポートしよう!! | 11|(ネーム) | 12|正賓 一貫 | 13| | 14| | 15|(本文 18W*365L 見出15W*2L 3L取り)<<------ ------------------ 16|● <<--------------------------------------第一回目の見出行 17|●通信ソフトのオートパイロット・ミス            | 18|●                             ↓ 19|                  (第一回目の見出以降が本文部) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ●[6] ●[6]gyouCHK2.mac の選択状態での動き ●[6]選択状態での動作 ●[6]   ・次は、選択状態での実行です。    今までは、非選択状態で実行しました。gyouCHK2.mac は、何も選択されて    ない時には、全文をその処理対象にするようになっています。    もちろん、選択状態にも対応しています。また、行選択状態でも、文字列選    択状態にも対応するように作ったつもりです。    では、実際にやって見ましょう。  ・カーソルを左隅にやって、130行から140行までを行選択状態にします。    続いて gyouCHK2.mac を実行して下さい。    今度は、《処理対象:130行〜140行》と表示されて、行計算をしているのがわ    かります。     もう、画面を指で押さえながら「1.2.3・・」と数えなくていいわけです    行数をチェックしたい行をカーソルで選択状態にして、あとはポン。キー登録を    したくなってきましたか(^^)    ※覚えてますか。非選択状態で gyouCHK2.mac を実行した時には、最初の見     出行が出てくるまでは、カウントはするものの、累積行数にはカウントさ     れていませんでした。ところが、選択範囲を指定して gyouCHK2.mac を実     行した場合は、どこから選択してもすべてカウントされています。  だいたい、こんなところです。   使えそうだと思った人は、次の仕様に目を通しておいて下さい。   後は、使ってみるだけですね。   そうでない方は……(;_;)ググッ ■[7]見出行の計算の仕方 ■[7] ■[7]本文の字詰めより長い見出行にも対応。 ■[7]  ・見出行は、●で始まり、リターンキーまでの行です。  従って、本文行の字詰めより長い見出行を書く必要がある場合もきちんと対応。  例えば、本文の字詰めが18字で、見出が25字の3行という場合にも、ずるずると  見出を続けて書けば、きちんと3行と計算します。  <長い見出行の例>    下は、見出3行で、秀丸は30字折り返しの設定になっている場合。  (これは、見出行を本文の2段取りと言うパターンの時によく出現します)      9|●[2]ああああああ      10|●[2]あああああああああああああ <<=== がない!! 折り返し      11|あああああああああ      12|●[2]ああああ ・この場合、9行から12行までは「見出行3行」と計算されます。見た目には4  行ですが、10行から11行までの見出は一連のものです。  時々、この長い見出のために行数があわないと慌てる方がいますが、その時には  長い見出行をチェックして見ましょう。  <自動連番機能の弱点と克服方法>  ・見出行の自動連番(!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!注意!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)   これは、非選択状態から gyouCHK2.mac を実行した場合に行われる作業です。  便利な反面、本マクロのもっとも注意されるべき動作です。というのが、連番を  打つ際に「行頭が●で、かつ、半角の[ ]に囲まれた文字列が数字の場合に限り  その数字を削除して新たに通番を打つ」という動作を伴っているからです。  <悲惨な見出例>     処理前  −−−> 処理後     8|●[1999]年に   8|●[1]年に     9|●ビッグイベント 9|●ビッグイベント   ※従って、見出行の先頭には絶対に [ ] かつ 半角数字のみの文字を入れない ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ように注意して下さい。(まあ通常、そうしたケースは少ないかも)  上の例だ [ 1999 ] とか [-1999-]とかにすればいいわけです。  <連番際挿入の例>   自動連番で 8行目の見出行に [1] がどう挿入されるかの例です。     処理前  −−−> 処理後   1.●だけの場合     8|●       8|●[1]   2.●に続いて文字などがある場合     8|●あいうえお    8|●[1]あいうえお  3.事前に [23] 等、半角 [ ] かつ括弧の中が半角数字だけの場合     8|●[23]        8|●[1]  4.●に続いて半角 [ ] があるが、括弧の中に半角数字以外の文字がある場合     8|●[ 23]       8|●[1][ 23]     9|●[-23-]       9|●[1][-23-]    10|●[-2P-]       10|●[1][-2P-]    11|●[第1章]      11|●[1][第1章]   5.●のすぐ次に [ がない場合     8|● [23]       8|●[1] [23]   ※以上の見出行の認識パターンは同梱の gyouDEL2.mac にも共通しています。 ●[8] ●[8]主要な特徴 ●[8] ●[8]   gyouCHK2.mac では、ベタ書き文を次の規則で行数チェックします。    (a)べた書き文書を小見出行と本文行に分け各行数を算出する。    (b)小見出行とは、行頭が<●>か<■>である行のこと。    (c)本文とは、小見出行以外のべた書き文字列(普通のダラダラ文)。    (d)「本文」には、次の二種類がある。      ・実際に文字が書かれている「実文行」      ・リターンキーだけの「空白行」      ※「実文行」は、リターンだけの行以外のすべての行です。         (例) 半角スペースだけの行も実文行。             全角スペースだけの行も実文行。      ※第一回目の見出し行が現れるまでの実文行は参考のために表示するが       以降の行計算には加算されない。    (e)「空白文」出現回数とは、1回以上連続した空白行が出現した回数。    (f)「見出行」「本文行」「実文行」「空白行」「空白行出現回数」累積表示。    (g)1ブロックごとに、該当ブロックの結果と累積を表示、非表示設定可能。    (h)見出行とは、●で始まってリターンキーが入るまでとする。    (h)見出行には、本文の字詰めより長く設定可能。    (i)見出行には、[1],[2] などの連番を自動的に挿入する。    (j)見出行を移動した場合にも、再実行時に自動的に連番を振り直す。 (k)フリーカーソルモードを検知、自動設定。 (l)連番を削除するマクロgyouDEL2.mac を同梱した。 (m)結果をファイルに出力可能とした。 (n)結果ファイルから、専用タグジャンプマクロを同梱した。   ※1行の字詰めは、すべて秀丸に任せてある。したがって、禁則処理なども    すべて秀丸任せ(-_-;)。(ワープロ的に秀丸を使っている人であれば、自    分なりの設定になっているでしょうから、そのままで結構です)    秀丸での折り返し数の設定は、日本語の場合、偶数がいいようです。 ●[9] ●[9]結果ファイルの仕様 ●[9] ●[9] 「書きマクロ 第1集 Ver.2 gyouCHK2.mac」は、行算出結果をファイルに出力します。  ■出力ファイル名=秀丸ディレクトリに『gcreport.txt』という名のファイルを生成。  ■出力内容=これは、次の出力結果を例にして説明いたします。  (結果出力ファイル『gcreport.txt』のサンプル) ============================================================================== ■全文行数チェック結果出力 (94/07/06(水) 11:30:30) 対象ファイル名:[c:\data94\melt\test1.txt] チェック完了行:(53L)==>>{(1 〜 64)-11}==>>(12 〜 64) && [EOF] ------------------------------------------先行部分(最初の行頭●迄)---(11L) [1]<22L>/22L=(見出:3L/3)+(本文:19L/19),(実文:18L/18+空白:1L/1),空回 1/1 [2]<25L>/47L=(見出:3L/6)+(本文:22L/41),(実文:21L/39+空白:1L/2),空回 1/2< [3] <6L>/53L=(見出:3L/9)+(本文: 3L/44),(実文: 3L/42+空白:0L/2),空回 0/2 ============================================================================== ▲部分行数チェック結果出力 (94/07/06(水) 17:32:43) 対象ファイル名:[c:\sw\hm120\mtest\readmeg2.txt] チェック完了行==>>(29L)==>>(267 〜 295) [1]<14L>/14=(見出:0L/0)+(本文:14L/14),(実文: 6L/6+空白:8L/8),空回 1/1 [2]<15L>/29=(見出:3L/3)+(本文:12L/26),(実文:11L/17+空白:1L/9),空回 1/2 ==============================================================================  このようになるはずです。 (1)第一行目は、全文チェックか、部分チェックかが一目でわかります。   ■全文行数チェック結果出力 ▲部分行数チェック結果出力 (2)第2行目は、実施したファイル名をフルパスで表示します (3)第3行は、ちょっとわかりにくいかも(^^;   ・【チェック完了行:(53L)】は、全部で「本文が53行」あったという意味。   ・【{(1 〜 64)-11}】は、(1 〜 64)の行数チェックしたが、リード部が11行    あったので、本文行から引きます、という意味。    (リード行とは、第一回目の見出行が出るまでの行)   ・【(12 〜 64)】は、本文行はこの範囲です、との意味。   ・【&& [EOF]】 は、ファイルの最後までチェックした、との意味。    なお、今回のバージョンから強制終了マークの設定が可能になりました。    どこかの行頭に【 [-eoc-] 】と書けばチェックはそこで強制終了されます。    「全文でなく、ここまでをチェックしたい」という場合には最適。    強制終了した場合には、&& [EOF] ではなく、&& [-eoc-] となり、強制終了    させた行数チェックである事がわかります。 (4)4行目は、全文チェックの場合にのみ表示されます。   ・第一回目の見出行にまで11行ある事がわかります。 (5) 6〜8行目は、各ブロックの算出結果です。   ・【 [1] 】は連番を付けたブロック番号です。    (もちろん、見出や文章を移動させると自動的に新しい連番に打ち直します)   ・【<22L>/22L】は、このブロックの総行数と累積行数です。    総行数とは、このブロックの見出行と本文行の合計です。累積行とは、それま    での総行数の累計です。     たとえば、 [2]<25L>/47L は、第2ブロックまでで47行あることがすぐわ    かります。これは同時に次の第3ブロックは48行からスタートする事がすぐ    にわかるということでもあります。 (6)【(見出:3L/6)+(本文:22L/41)】総行数の内訳です。見出が3行、本文が22行    あることがわかります。なお、全ての「/」の後ろの数字は累計です。 (7)【,(実文:18L/18+空白:1L/1)】本文の内訳です。本文とは、リターンキーだけの   空白行とそれ以外の実文行とに別れていました。全角空白だけの行も実文行です。    これは、写真用やイラスト用のスペースとして「本文の18行文」という指定    に対応したものです。レイアウトの指定用紙通りに空白行を作って下さい。     もちろん、実際に文章を書いている時に空白行は目障りでしょうから、そ   のブロックの尻尾にでも空白行をいれておけば、指定用紙の行数チェックに便   利です。まあ、空白行1という場合は、書き忘れなどの場合が多いでしょう(^^; (8)【,空回 1/1】は、空白出現回数のことです。たとえば、写真用スペースを2つ   作りたく、写真1は12行、写真2には10行使いたいとします。この場合、   空白行数は22行、空白出現回数は2回、つまり、写真用、イラスト用などの   空白が何個あったか、言い換えれば、何ヶ所にそうしたスペースを開けたかが   すぐわかります。ちちろんを見れば、この文章に何点の写真やイラストを使う   つもりかがよくわかります。   (暑い(^^;。昨日、39度を越えて今日もうだるような暑さ。たまらん) ●[10] ●[10] gyouDEL2.mac の使い方 ●[10]    単に、見出行の●の次にある [ ] と中の半角数字を削除します。    gyouDEL1.mac の動きは、連番自動挿入の例の逆、左から右です。    従って、次のような見出を使うと悲惨な目に遭います!!!!!!!!!!!  <悲惨な見出例>     処理前  −−−> 処理後     8|●[1999]年に   8|●年に     9|●ビッグイベント 9|●ビッグイベント   ここで、●の前にスペースなどをいれて非見出行化するか、括弧の中に半角空白  などを入れると削除しません(^^)   また、非選択状態で使用すると全文を作業対象に、部分指定するとその部分 だけの●にすぐ続く [123] を削除します。   なお,gyouCHK2.mac を流用したため,ちょっと遅いですが、削除を伴うため、 かなりガチガチにチェックしています。ほぼ誤削除はないと思います。  また、特殊な例や希望がありましたら、会議室で要望下さい。対応します(^^) ●[11] ●[11] gyouTAG2.mac の使い方 ●[11] 【使用方法】  gyouTAG2.mac は、gyouCHK2.mac の出力する結果ファイルから、目標とする見出行 へと一気にジャンプするマクロです。結果ファイルに特化されたタグジャンプとお考 え下さい。 本マクロの動作を例を上げて説明します。たとえば、結果ファイルが次 のようだとします。 (実物とは、文字間隔だけが少し違います。なおカーソルは[2]にあるとしています) ============================================================================== ■全文行数チェック結果出力 (94/07/06(水) 11:30:30) 対象ファイル名:[c:\data94\melt\test1.txt] チェック完了行:(53L)==>>{(1 〜 64)-11}==>>(12 〜 64) && [-eoc-] ------------------------------------------先行部分(最初の行頭●迄)---(11L) [1]<22L>/22L=(見出:3L/3)+(本文:19L/19),(実文:18L/18+空白:1L/1),空回 1/1 [2]<25L>/47L=(見出:3L/6)+(本文:22L/41),(実文:21L/39+空白:1L/2),空回 1/2<-カーソル [3] <6L>/53L=(見出:3L/9)+(本文: 3L/44),(実文: 3L/42+空白:0L/2),空回 0/2 ==============================================================================  ここで [1]〜[3]の行にカーソルを置いて、gyouTAG2.mac を実行します。 すると対象ファイル名に記載されているファイルを自動的に開き、さらにカーソルの ある行の見出まで一気に飛びます。上の例だと[2]ですから、そこへ飛びます。また、 既にファイルがオープンしている場合は、そのファイルに移動します。  なお、3行目の終わりに [-eoc-] がありますが、これは65行に強制終了マークの [-eoc-] があり、強制終了した事をあらわしています。  もし、ファイルの最後までチェックしたのであれば、 [EOF] マークがここに表示 されます。 【特徴】  動きを結果ファイルを対象にしています。ところが、かなり過去の結果も蓄積され て残っていることもあるはずです。つまり、「以前、行数チェックしたけれども今は ファイルがない」とか、「行数チェックをした後、ファイル名を変えた」「ファイル を移動した」などの操作が加わる場合もあります。これらの状況にも充分対応したメ ッセージを出すように、検索条件を慎重にチェックしています。  もちろん、[*]以外の行で実行してもエラーメッセージを出すだけです。 ●[12] ●[12]より便利に本マクロで書きマクロと思っている方に ●[12] ●[12]  書きマクロシリーズ第一弾の gyouCHK2.mac gyouDEL1.mac はいかがでしたでし ょうか。気に入って頂けると幸いです。  このマクロも他のマクロ同様、マクロ登録してもらえれば更に快適に使えます。 また、キー割当で好みのキーに割り当てると、快適さはいよいよ増します。  なお、マクロ登録法+キー割当法は、KAKIMAC2.LZH に詳しく説明してあるので、わ からない方はそちらを参考にして下さい。  ちなみにテスト期間中の私のキーは、     F-11・・・・gyouCHK2.mac SHIFT + F-11・・・・gyouDEL2.mac CTRL + F-11・・・・gyouTAG2.mac  となっています。  つまり、F-11で行数チェック、シフトを押せば連番削除、コントロールを押せば、 タグジャンプで内容確認という寸法です。 (なお、SHIFT+CTRL+F-11 は、のちのちのために開けておいて下さい(^^;)  もちろん、IMEや秀丸の機能はこれらの設定キーからは外しておく事が必要です。 ●[13] ●[13]kakimac シリーズについて ●[13]  gyouCHK2.mac Ver.2 は、「秀丸エディタ for Windows」上で日本語の文章を扱いた い方々のためのマクロプログラムです。  エディタは元来プログラマのための道具でした。従って、プログラムを書く上での 便利なマクロ、また、パソコン通信をする上での有用なマクロなどは過去、素晴らし いマクロが多く公開されています。  しかし、エディタで日本語を扱う場合はどうでしょうか? 確かにエディタには、 過去の重量級ワードプロセッサに比べて軽快に動く、大量の文書が扱えるなど、従来 から言われてきたエディタの利点があり、最新の高機能ワードプロセッサの出現にも 関らず、日本語文章を扱う方々の中でかなり多くの人がエディタを手放せないでいる のが現実でしょう。ただ、日本語文章ゆえの「○字×○行」という制約の上で、快適 に日本語文章を書ける条件はかならずしも整ってたわけではなかったと考えます。エ ディタは、あくまで「日本語も扱えるプログラミングツール」でしかなかったわけで す。エディタが日本語を書く上で書き手に与えてくれた便利な機能とは、1行の文字 数の設定や禁則処理ぐらいが一般的です。秀丸エディタはさらに行間を広くするなど の様々な環境を示してくれましたが。(ありがたい、ありがたい)  そこで日本語の文章を書く上での最大のポイントは何かを考えました。もちろん、 何をどう表現するかといった面では、個人の能力「筆力」に任せるしかありませんが、 文章を仕上げる時の最大の無駄な労力がポイントで、それは「行数調整にある」と個 人的には断言しています。(もちろん、秀丸が1行の文字数を禁則処理も含めてやっ てくれるという大前提があるからですが)  ペンティアムマシン、そかも90Hz版の前に座りながら、ディスプレイを指で触 れながら、「2、4、6…、あっ、間違えた。1、2、3…」と指先で行数を確認し ている図は、漫画でありながら日常生活の中で意外によく見かける風景でもあります。 私だってつい14、5行の行数なら、画面に顔を近づけて「え〜、2、4・・」と思 わずやってましたもん。また、1行から20行の行数、10行から30行までの行数 が違っていると直感的にわかる人間電卓みたいな人以外は、行数の数え方とは、意外 に難しいものなのです。  しかもそんな労力は、文書を書く上ではなんら本質的ではないに関らず、非常に時 間と神経をすり減らす作業でした。  「書きマクロ」シリーズでは、こうしたエディタで「○字×○行」というスタイル を架せられた全ての方が少しでも快適に日本語文章が書けたならと言う願いに基づい て公開されました。  特に職業ライターのみなさま、雑誌などの編集に携わっているみなさま、関連誌に 寄稿が必要な学生さん・教員のみなさまを始め、日本語文章の行数が死活問題になる 方々に効果的に利用していただければ、本望です(^^;   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『エディタで日本語文章作成に携わる全ての方々に、秀丸を、ファインアジャスト!!』 「書きマクロ・シリーズ」のねがいです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  (なんか、やすもんの化粧品の宣伝文句みたいになってしまった(^^;) ●[14] ●[14]最後に ●[14]  本マクロ集は、斉藤秀夫氏のシェアウエアである[秀丸エディタ for Windows Ver.1.20] のためのフリーウエアですが、使用上のいかなる損失に対しても保証しかねます。 各自の責任において使用、改変などを行って下さい。(行頭●マークの変更等)  このマクロは無料ですが、使用するのに必要な秀丸は商品です。また、本マクロ集は、 秀丸の作者とは全く無関係で、本マクロ集で生じたトラブル等で迷惑のかからない ようお願いいたします。  なお、本マクロ集に関する苦情、問題点、要望、バグなどある場合等には、一応、 FWINF の12番会議室にどうぞ。できるだけの対応はいたします。  では、皆様のより一層の快適な日本語作成環境の発展と御多幸を祈りつつ・・・(^^) (C) 水銀水 ID:HGD01603 1994/07/07