━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ kakimacD.lzh 秀丸・快適全文検索(kSearch2) ────────────────────────────── Windows上で快適に日本語文書を書くための環境構築をめざす ────────────────────────────── 秀丸日本語文章作成支援 「書きマクロ」αシリーズ第D集 Ver.1.1 k_SRCH Ver.1.1 (kSearch Ver.2 による、忘我の超快感・悦楽、全文検索(^^)ゞ) 1995/06/18,19 水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603) ────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [折り返し文字数(1行の字詰め)は、80以上で、読んでください!!!] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[1] k_SRCHで何ができるのか?.........................[k_SRCH Ver.1.1 の特徴] ─────────────────────────────────────── □ k_SRCHは、検索したい文字列が現在開いている文書の全体にいくつあるのかを調べ、 矢印キーで簡単に上下、最初・最後の位置へジャンプ(全文検索)するマクロです。 □ 検索語の自動取得は、カーソル位置の単語、その全単語、検索バッファの3種類。 □ 過去3回のk_SRCHの検索語は記憶しています(大した記憶力じゃないカモネ)。 □ 特徴 ・検索語が全部で幾つあるか、現在のカーソル位置の上や下に幾つあるかを明示。 ・正規表現による検索も可能。 ・検索語にカーソルを置くだけで、検索語を取得。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[2]導入方法..............................[kakimac専用ディレクトリを作ります] ─────────────────────────────────────── □解凍して、マクロファイルを『マクロ用ディレクトリ』へ移動させます。 ■ 1)LZHファイルの解凍  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・kakimacD.lzh をどこかのディレクトリで解凍します。 kakimacD.lzh に含まれるファイルは、下記の4ファイルです。 − 解凍されるファイル − ・ k_SRCH.MAC......k_SRCH Ver.1.1 起動用本体マクロ ・ k_SRCHST.MAC....k_SRCH の従属マクロ ・ k_SRCHHL.MAC....k_SRCH の従属マクロ ・ readmeD2.txt....このマニュアルです(^^)(読後は削除して結構です) ※ LZHファイルの解凍法がわからない人は、kakimacB.lzhのマニュアルの readme1B.txtの【参考1〜3】部分などをごらんください(^^; (マニュアル肥大化防止策の一環ですので以下同様、ご理解くださいm(_ _)m) (kakimac5.lzhでも同様の【参考】があります) ■ 2)ファイルの移動  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・マクロをマクロ用のディレクトリに移動させます。 下記の3マクロファイル(*.mac)を『秀丸のマクロ用ディレクトリ』に移します。 ・ k_SRCH.MAC......k_SRCH Ver.1.1 起動用本体マクロ ・ k_SRCHST.MAC....k_SRCH の従属マクロ ・ k_SRCHHL.MAC....k_SRCH の従属マクロ ※「マクロ用ディレクトリ」とは...... 「その他(O)−動作環境(E)−パス(P)−マクロファイル用のディレクトリ(M)」(一番下にある) のテキストボックスに指定されているディレクトリのことです。ここが空白の場合 は、秀丸がインストールされているディレクトリがマクロ用ディレクトリです。 ※ 「マクロ用ディレクトリ」の詳細については、、kakimacB.lzhのマニュアルの readme1B.txtの【参考1〜3】部分などをごらんください(^^; ■ 3)書きマクロ専用ディレクトリの作成  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・秀丸ディレクトリの下に kakimac という名前のディレクトリを作って下さい!! すでに kakimac ディレクトリがある場合は、この作業は不必要です。 ※ kakimac のディレクトリがないと現状では検索語などが記憶されません! また、 F−1キーによるヘルプなども動きません。総じて k_SRCH は動きません(^^; と言うわけで、お手数ですが、秀丸ディレクトリの下に kakimac ディレクトリを お作り下さい。すいませんが、よろしくお願いします (と言う一方で、将来的には無くそうかとも思っている私でした(^^;ゞ) ※ マクロファイルを『 "kakimacディレクトリ" に移動させては絶対ダメです』!!! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[3] k_SRCH を動かす方法.........................[通常の秀丸マクロと同様デス] ─────────────────────────────────────── □ その瞬間、ニンマリ笑っていただければ幸いです(^^) □ (1)カーソルのある位置、(2)範囲選択状態かどうか、で動きが少し異なります。 ■ 1) 実行方法(実際に実行しちまっても、かまいやせんでがす(^^; )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・「マクロ(M)」−「マクロ実行(X)」で k_SRCH.mac を選択して実行します。 ◎範囲選択してから起動した場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・デフォルトでは、即、選択文字列をkSearch V2 による全文検索、実行。 ・「設定」により、k_SRCHのメイン画面を出すようにすることもできます。 ◎範囲選択をしていない状態で起動した場合  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・デフォルトではカーソル上にある「単語」を自動的に取得しkSearch V2を 実行します。(この辺は「設定」で変わります) ・カーソルがタブ文字や改行マークなどの上にある時は、k_SRCHメイン画面 が現れます。文字列を取得したくない場合に行末などへ移動して起動です。 ※ ま、この辺のことは、言葉で説明するよりも実際に動かしていただいた方が 理解しやすいと思われますので、実際にいろいろ動かしてみてください。 ※ と言っても、起動時にカーソルがどっかの単語の上にあると、すぐに全文検索 をした結果がキャプションバーに出ます、位の説明はしておかないと、ね。 例えば「マクロ」の「マ」の字にカーソルを置いて、k_SRCHを実行してみる。 実は、このマニュアルには「マクロ」が127個あって、上から22番目と分かる。 あるいは「カーソル」の「ソ」で実行。「起動時」の「起」。で、行末やタブ の上で実行すると、kSearch V2の全文検索をしないで、k_SRCHメイン画面が、 でてくるのが、わかると思います。 また、最初に、行末やタブの上で起動 すれば、[1][2][3]と検索履歴はない状態ですが、履歴がないから当然です(^^; また、[g]を押して、文字列を取得してみましょう。楽しいはずです(^^) いずれも、[f-1]キーをおせば、オンラインヘルプを見れます。大体の操作内容 は、ヘルプだけで理解できると思います。 ※ 「マクロ実行」の方法がわからない場合は、kakimac5.lzhのマニュアルを どうぞ(^^; ■ 2) 終了方法  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・[Return]キーを押す([Enter]も同じです) k_SRCH における「終了」とは基本的に「リターンキー」で行います。リターン キーを押すのは、なぜか勇気がいりますが、どうぞ頑張って押して下さい(^^) これは、k_SRCHの目的が検索であることに起因します。つまり、k_SRCHで文字 列を検索して、「あっ、あった」と思ったら、検索位置を「確定」すれば良い 訳ですから、「リータン」で完全終了するようにしているのです。 ・[Esc]を押す……k_SRCHメイン画面では、マクロが終了します。 ・kSearch V2のサブルーチン上では、k_SRCHメイン画面に戻ります。 ・結果的に、[Esc]を2回押せば、k_SRCHを終了できます。リターンだと一発。 ■ 3)より一層、便利に使うための「マクロ登録&キー割り当て」  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 気に入れば、マクロ登録後、キー割り当てすると極めて便利です。通常の検索を 行うにも、最低限、キー一つは押さなければなりません。 もちろん、登録するのは「 k_SRCH.MAC 」のみです。 できれば「黄金のファンクションキー」などが、よろっしゅござひますですが(^^; ※ 「マクロ登録」、「キー割り当て」の方法については、kakimac5.lzhのマニ ュアルもどうぞ、ご参考に(^^; ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[4] k_SRCH の表示内容.........................[検索情報をキャプションに表示] ─────────────────────────────────────── □ k_SRCHは「k_SRCHメイン画面」と「kSearch V2画面」の2画面を持っています(^^) (キャプションバーとは、タイトルバーとも言い、ウィンドウ枠の最上行です) ■ k_SRCHメイン画面  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 下記のようなキャプションバー表示状態が、k_SRCHのメイン画面です。 ____________________________________ ●通常 [g/s/r/F1/Esc/Ret]操 [1]秀丸 [2]エディタ [3]検索  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ○ 上記例の表示内容の説明  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ [f]手動入力 ・検索文字列を手動で入力。正規表現などの場合に活躍します。あるいは、 検索語が画面に見えていない場合にも使います。 [g]選択入力 ・画面上に検索対象の文字列があれば、その先頭と末尾でリターンを押すだ けで文字列を取得できます。(なお、このバージョンでは、正規表現によ る検索状態であっても、[g]によって文書上から文字列を取得した場合は、 強制的に通常検索になるようにしています。kSearchが終われば自動的に、 再度、正規表現検索に戻ります。驚かないでくださいませ(^^;) ・あと、改行マークやタブを含む領域を範囲選択した場合、これを検索でき るようにはできているんですが、最長一致の試用サブルーチンのスピードが あまり良くないので、今回のバージョンでは見送りました(^^; ま、連続す る、改行だけの5行を検索したい、とか、上の行の「連続する」 なんて文字列を検索したい、とか、あんまり要望はないけど、やりたくなっ てしまうのも人情。次回のバージョンでは、最長一致の部分が完成していな くても、搭載しようかとも考えています(今回載せても良かったカモ?)。 [r]検索MODE切替 ・通常検索と正規表現に基づく検索を交互に切替えます。キャプションバー の表示の先頭の記号が「●」は通常検索、「◎」が正規表現検索です。 なお、通常検索の場合、操作の所に[r],、正規表現の場合、[R]として、 正規表現であることに一応注意を促すようにしています。文字列を検索す るだけであれば、正規表現を使っても殆どかわりないと思いますが、半角 の「()[]+-」などを含んだ場合は、気を付けて下さい! [s]動作設定 ・起動時と終了時の検索状態を指定して設定できます。 起動時の画面、非範囲選択起動時の検索語取得、終了時の検索語の状態 (検索バッファ)などを設定できます。 [F1]ヘルプ ・一応、F-1によるオンラインヘルプ。Windows標準仕様を満たしています(^^; ヘルプファイルを別マクロにしているため、ヘルプの記述内容が多量になっ ても、k_SRCHの実効速度を落としません(^^)(書きマクロ標準仕様(^^;?) [Esc,Ret]終了 ・k_SRCH Ver.1.1 を終了します。終了時には、通常検索か正規表現検索か、過 去3回の検索語、設定内容などが同時に保存されます。ハードディスクが、 カリッと音を立てますが、安心して下さいませ。 [1]〜[3]検索履歴 ・過去3回までの検索文字列を記憶しています。なお、新しい文字列を検索し た場合は、もっとも古い3番目にあった検索語が消えます。また、3つの検 索語のいずれかを再度検索した場合は、順番が入れ替わるだけです。 上の例では、2を押すと、「エディタ」を全文検索します。で、順番は、 [1]エディタ [2]秀丸 [3]検索 となります。ごく普通の感じですね(^^)。で、次に新しく「マクロ」を検索 させると、下記のようになります。ごく自然でした。 [1]マクロ [2]エディタ [3]秀丸 ■ kSearch V2 画面  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 下記のようなキャプションバーの表示状態が、kSearch V2の画面です。 ____________________________________ ○通常 『秀丸』12個 [↑]<2> [↓]<9> [t/e/o/F1/Bs/Esc/Ret]操  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 上図は基本的に、「"秀丸"という検索語を検索中で、文書全体には12個発見した。 現在、注目している検索語"秀丸"は、上に2個、下に9個"秀丸"があります」と言 うような意味です。(2と9を足しても12にならないと言わないで下さいね(^^;。 現在注目している検索語は含まれていませんのです。上にあと幾つあるか、下にあと 幾つあるか、そんな考え方をしていただければ、よろしいようです(^^)) ○ 上記例の表示内容の説明  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ [↑,PgDn]上検索 ・上にある検索語へ移動(最上部の場合はビープ音) [↓,PgUp]下検索 ・下にある検索語へ移動(最下部の場合はビープ音) [t,Home]最初 ・最初の位置の検索語へ移動 [e,End]最後 ・最後の位置の検索語へ移動 [o]元の位置 ・元のカーソル位置へ移動(検索語の選択状態は解除) [F1]ヘルプ ・オンラインヘルプ(^^; [Bs]元で戻る ・元の位置に戻り、k_SRCHメイン画面へ戻る [Esc]現在で戻る ・現在の位置で、k_SRCHメイン画面へ戻る [Ret]このまま終了 ・現在の位置で、k_SRCHを即終了する。 ※ このkSearch V2(あるいはV5)は、順次、公開される k_LOOK.mac , k_GREP.mac などにも搭載され、使用感覚の統一が図られています(^^;。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[5] k_SRCH の動作設定 ─────────────────────────────────────── □ k_SRCHのメイン画面から[s]を押して下さい。k_SRCHの動作設定ができます。 ・(A)起動画面、(B)非選択起動時の取得文字列、(C)k_SRCH終了時の検索バッファ、 以上の3グループの設定ができます。 ■ 動作設定の画面  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 下図のような画面が「動作設定」画面です。 内容はほどんど、このまんまです(^^; (設定画面のデフォルト状態) ┌───────────────────────────────┐ │ ● 設定 k_SRCH Ver.1 (C)1995 水銀水 │ │ □ 起動画面(h)───────────────────── │ │ 1.[◎]カーソル位置の文字を拾い即、k_SRCH実行 │ │ 2.[−]選択された文字列は拾わないでk_SRCHメイン画面 │ │ □ 非選択起動時の取得文字列(h)───────────── │ │ 3.[◎]カーソル以降の単語の部分を取得 │ │ 4.[−]カーソルのある単語全体を取得 │ │ 5.[−]検索バッファにある文字列 │ │ □ k_SRCH終了時の検索バッファ(h)──────────── │ │ 6.[◎]秀丸上での元の検索状態に戻す │ │ 7.[−]k_SRCHでの検索状態を継続させる │ │ -─────────────────────────── │ │ [×] 設定破棄(Esc) │ │ [◎]決定(w) │ └───────────────────────────────┘ ※ 変更したいグループの該当する部分をクリックするか、番号をキー入力すること で、選択が実行されます。ただ、書込はされていませんから、設定を破棄したい 場合は、[Esc]キーを押せば変更した内容は記録されず、キャンセルされます。 ※ 変更すると、変更した報告ダイアログボックスが現れます。なお、変更しても、 変更した内容が起動時と変わりない場合は、報告されません。破棄した場合も、 同じく報告はありません。 ※ 当然ですが、アンダーラインのある文字(1-7,h,e,wなど)は、ショートカットキー って言うんでしょうか、当該キー操作で実行できます) □ 起動画面  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・k_SRCHの起動する画面を指定します。 ・1.は、起動時に文字列を取得して、すぐにkSearch V2で全文検索を実行します。 ・2.は、たとえ文字列が選択状態でも敢えてこれを無視して、k_SRCHのメイン画面 から起動します。(なお、選択文字列は、[f]のダイアログボックスにデフォルト 入力されています(^^)) ・なお、[1.]に設定していても、カーソルがタブか、改行の上にあると、k_SRCH メイン画面が起動するようになっています。カーソル上の文字列を取得したく ない場合に、行末などへジャンプしてから起動すると良いでしょう。 ・また、k_SRCHのメイン画面から、[f]を選択すると、デフォルトで、カーソル上 の文字列か、検索バッファの文字列が入っています。慣れてくると色んな使い方 ができるように配慮されています(^^)。(これは秀丸上の検索状態との継続性も アップするための機能でもあります) □ 非選択起動時の取得文字列  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・デフォルト3.は、カーソルのある単語末までを自動取得し、全文検索を実行しま す。気がついたら、いま見ている文書の全体に、検索したい文字列が幾つあるの かが、キャプションバーに表示されているという寸法です(^^) あ、「気がついたら」と書きましたが、「あっ、と言う間」に変更します。とに かく、秀丸の基礎体力というか、すごいですね、ほんと。100個くらいの検索 だったら、ほぼ1秒以内です。1000個くらいのヒットになると数秒かかりま すが、1000個にヒットする検索指定自体、ナンセンスですわぁ。 この凄いスピードを見て某人いはく「水銀水のマクロにしては出色やなあ。やっ ぱり、秀丸はすごいんやなぁ〜」。はい、すごいです、秀丸(^^; ・デフォルトでは、カーソル以降で単語末までを取得します。従って、たとえば、 hidemaru という単語の"h"にカーソルがある場合は、"hidemaru"を取得しますが、 たとえば、"m"の上にカーソルがあると、"maru"を取得します。それはそれで便利 なんですが、扱う対象の文書が英文などが非常に多くて、いちいち単語の先頭にま でカーソルを動かすのがめんどうだ、という方は、4.を選択して下さい。こうする と、hidemaruの"i"や"a"にカーソルがあっても、ちゃんと"hidemaru"を検索するよ うになります。 ・5.の検索バッファにある文字列とは、秀丸で検索していた文字列のことです。 秀丸で検索を行うと、その文字列は、ある場所に格納されます。これが検索バッ ファで、一度検索した語を続けて上検索、下検索などを行うと、その検索語を検 索しますね。このキープされている文字列を格納するのが「検索バッファ」です。 5.をチェックすると、この文字列が検索語としてk_SRCHの対象になります。つま り、k_SRCHで5.に設定すると、カーソル上の文字列を取得しkSearch V2を実行す るのではなく、秀丸で検索していた文字列を続けてk_SRCHでも検索させることが できます。「検索における思考の継続性」を重要視する方はここにセットすると よいでいしょう。(さらに7.もチェックすると、さらにk_SRCHと通常の秀丸の検 索との継続性が増します。) □ k_SRCH終了時の検索バッファ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・デフォルトでは、k_SRCHはマクロ実行が終了すると、なにもなかったかのように 検索バッファを元に戻しておきます(本当はある種の操作をすると、どうしても 検索語の順番が変わったりしています。ですから、正確には、直前の検索バッフ ァに戻すというべきでしょうが、人間、直前の文字列くらいしか覚えていないも んだたりもします)。 ・しかし、k_SRCHで検索した文字列を秀丸上でも引き続き検索したい、つまり、上 候補や下候補のコマンド(ツールバー)でも使用したい場合には、7.をチェック してください。 ・ただし、継続されるのは、検索文字列と「正規表現か否か」のオプションだけで す。単語の検索とか、大文字小文字の区別とかはキャンセルされます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[6] k_SRCH の使用上の注意点 ─────────────────────────────────────── □ 注意らしいことは、あんまりないんですが(^^; ■ 自動で取得できる単語とは  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・秀丸の認識する単語を指します。hidemaru editor などは、それぞれ、単語として 認識されます。ま、普通の英単語は、そのまま単語して認識されます。日本語の場 合は、「秀丸エディタ」、の場合、「秀丸」と「エディタ」の二つの単語として認 識されますから、「丸」にカーソルがあれば、デフォルトでは「丸」を検索します。 (「丸エディタ」を取得するわけではありません) ・2.の設定では、「秀丸」を検索します。同様に「エディタ」の場合、1.で「ィ」に カーソルがあれば「ィタ」を検索します。2.では「エディタ」の「エ」にカーソル があれば、「エディタ」を検索します。 ・また、「秀丸エディタ」をk_SRCHしたければ、「秀丸エディタ」を『範囲選択』し ておいてk_SRCHを起動して下さい。 ■ マクロ中断された場合の注意点(動作環境の書き換え)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・k_SRCHは、マクロ実行時、一時的に動作環境の設定を変更します。 ・変更する部分は 「その他(O)−動作環境(E)−ユーザーインタフェース(U)−検索での表示(B)」 における ・「選択する」 です。したがって、通常、「点滅する」に設定している方で、当マクロを通常の終了 方法でない方法で異常な強制中断した場合には、ここを調べてみて下さい。 他の設定は、変更しておりません。 ■ [f]による文字列入力の際のIME自動起動のキャンセル  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・k_SRCHは、[f]による文字列入力の際にIMEを自動起動(日本語の入力状態)しま す。プログラマーや英文などを主体に扱う方には、迷惑です。k_SRCH.mac の78,84の 2行の行頭に「//」を入れてこれをコメント化すれば、対応できます。 ■ kSearch V2の検索速度  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・k_SRCHは、そのスピードの主な部分をkSearch V2の検索に負っています。 それはとりもなおさず、秀丸の検索スピードです。で、一言でいえば非常に早いので す。もう悦楽・極楽・快感の極地というか、一度使ったら離せませんです、はい(^^) ※ (普通の「日本語文書」の普通の検索ではほぼ時差無し(^^))、正規表現によっ て検索をする場合で、500個〜1000個くらいがヒットするようなストレスをか けた検索をすると、10秒くらい黙ってしまうことがあります。 ・また、正規検索が最短一致のため、思わぬ時間がかかってしまう指定をしてしまう場 合もあろうかと思いますが、自業自得とあきらめて下さい(^^; ・一般に普通の検索では待ち時間無し。正規表現で多くヒットさせると数千ヒットで、 20秒前後かかってしまうようです。(しかし、そんなにヒットさせて何が面白いのだ と思ってしまうのは、マクロ制作者のひがみなのか、正常な感覚のか(^^;) また、複雑な正規表現かつ多くヒットさせる指定だと当然時間はかかりますが、マシ ンの性能チェッカーではありません(^^;。そういう方は、WinTachをどうぞ あ、複雑な正規表現でも、ヒットが数十程度の常識的な範囲であれば、待ち時間は、 ほとんどありません。 ■ k_SRCH のアンインストール  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・秀丸のマクロ用ディレクトリから"k_SRCH.mac"、"k_SRCHst.mac","k_SRCHhl.mac"を 削除してください。また、秀丸ディレクトリの下に作った"kakimac"ディレクトリに 作られている kakimac.kdf ファイル中の、[k_LOOK00]セクションを削除して下さい。 ※ その他、マクロ実行、マクロ登録、キー登録などの詳細については、kakimac5.LZH のマニュアル(【参考】部)をお手数ですがご覧くださるようお願い申し上げます。 (もちろん、秀丸のヘルプを見れば解るのですが、でも、やっぱり解らないとおっ しゃる方もいたりして……(^^;。秀丸のヘルプよりは少し解りやすく書いたつもり ではあります(^^)) ■ マクロでのキャプションバーへの表示文字数  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・キャプションバーへの表示文字数 秀丸エディタでは、キャプションバー(タイトルバー)への表示制限はまったく行っ ていないそうです。Windowsの基本仕様は、80バイト(全角文字で40字)のようです。 で、キャプションの表示で右端が切れたりしますが、仕方ありません(;_;) ・なお、この80バイトの制限は、あまりにも有名な3DWin(MGH03232 大西 幸男が著作 権を保有)を実行させると、キャプションバーへの文字数制限がなくなるようです。 キャプションにも字をいっぱい並べたい方は、FWINF LIB#9で3DWinをDLして、組 み込んでテストしてみて下さい。そのための長いキャプション表示文字列もマクロ 中には用意されています(^^;(私は3DWin Ver.2.10で確認。現在は、3DWin95となっ ているようです。) ■ メッセージボックスでの文字切れ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・「メッセージボックスで文字が途中で切れている」との指摘がありました。これは、 秀丸側では何の操作もしていないそうなので、別のソフトとの兼ね合いが原因のよ うです。 ・ちなみに、これまた名作の誉れ高い下記のソフトを常駐させた場合、 メッセージボックスでの文字列の表示が500バイトで切れるようです。 ●標準ダイアログ3D化計画(Dialog Special)DlgSP.exe(おはる KGG03545)作 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[7] k_SRCH の「書きマクロ」としての用法のご提案 ─────────────────────────────────────── □ 日本語文書作成支援マクロとしてのk_SRCHの利用法 ・いちおう。「書きマクロ」シリーズは「日本語文書作成支援」を謳っています。 でも、k_SRCHは、「なんか、別に日本語作成を支援しなくても、普通に使えるだけ なん、ちゃうのぉ〜ん」と言われてしまいそうんで、ちょっと、多少なりとも、日 本語文書で「こりゃ便利」というような使い方を二・三ご提案いたします ■ 単語や用語の出現頻度  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・まず、普通にk_SRCHをすれば、検索が便利です。「日本語文書作成支援」と言うよ りも「普通にエディタを使う便利さ」です。あ、そうか、それは分かっているんだ った(^^; ・で、「日本語文書作成支援」らしい使い方ですが、『用語や表現の出現頻度』を 調べるというのが、まず、思い当たりました。たとえば、「……という」表現。 あんまり、良い語句ではないんですが、とりあえずよく使われますね。ところが、 これを多用すると、非常に良くありません(^^; で、「検索という方法」の「と」 にカーソルを置いてk_SRCH。デフォルトでは「カーソル以降の単語末」までを自 動取得しますから、「という」という単語が取得され、kSearchされます。自分で は、そんなに多用していない、あるいは、重複して使っていないと思っていても、 なんやかんやで、何度も同じ言葉や言い回しが出てくるもんです。それをちょっと だけ、数字でしめしてくれます。これ、ちょっとは「日本語文書作成支援」(^^; ・今度は、文末処理です。たとえば「……である。」という(^^;表現。これも、書い ている時はあまり気にならなくても、後で読むと「であるだらけ」に愕然となるこ とも多いのではないかとご推察いたします(そうでない立派な方は、あんまり必要 ない話題でした(^^;)。 ・これらを駆使すれば、かなり、文書全体の言い回しや用語などの頻出および乱用が、 k_SRCHでかなり、チェックできるのではないかと想像します(^^) ■ 正規表現の検索を使った全文検索(調査)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・あと、正規表現を使って、ちょっと便利な「日本語文書作成支援」の例です。 これは、実は「限りない魅惑」世界でして、実にいろんなことができます(^^)。 たとえば、カタカナの言葉の出現回数を調べる。ひらがなの出現回数。英文字の出 現回数、数字の出現回数……。ま、ちょっと思いつくだけでもこうした感じで、さ らにちょいとひねれば、「私は……である。」という言い方の文の出現回数、「絶 対……である」などの出現回数、段落の数(行頭が全角空白の場合ですけど)、な ど、きわめて多用途な使い方が思いつきます(と言いながら、この中のいくつかは すでに「書きマクロ」シリーズで試用マクロとして目的を限定した形で存在してい たりしますが(^^;)。思いつく検索をいろいろ試してみて下さい。 ■ 正規表現の検索を使った調査の例  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ・あ〜、時間がないし、マニュアルの肥大化を防ごうと思って、このマニュアルもす べて短めに書いていたつもりが、どうも、ついつい書きすぎてしまうアテの悪い癖、 ああ、そんな癖を私に残していったのは、だ〜れ……。ちがうなこれは。 ・そうそう、正規表現での例でごわしたのぉ。まずは簡単なやつから。 ○「私は……である。」の出現回数と位置の調査 ・これは、文章を書いている間に一定の書き方に陥る場合の例です。他にも 各自が思い当たるパターンはそれぞれあるはず。 ・この場合の指定方法の例です。 まず、おもむろに行末へカーソルを移動させて、k_SRCHを起動。とりえあ ず、k_SRCHのメイン画面を出して下さい。で、[r]を押して、キャプション バーの先頭が「◎」を示している「正規表現」での検索状態にします。続 けて[f]を押すと、文字列入力のダイアログボックスが出ます。そのボック スに「私は.*である。」と入力します。 かっこ(「、」)は入力しないでください。ボックスには、 私は.*である。 と入力するだけです。.*は半角です。すると、いくつか見つかるはずです。 ・ただし、正規表現では、「1行」の中だけを検索対象にしますから、一つ の文章が、改行で折られているような文書は正規表現の検索には向きませ ん。できれば文書ファイルは、ベタのままで改行は、段落のある場合だけ にしておくと良い場合が多いようです! ○自分のことを「わたし」と書いたり、「私」「筆者」と書いてしまった場合 ・こうした用語の統一は、かなり必要なケースが多いんじゃないかと思いま す。これも非常に簡単に見つけることができます。 k_SRCHメイン画面を出して、正規表現状態にします。 続いて、[f]を押して、手動入力ができるようにします。 次に、ダイアログボックスに入力するんですが、下記のように、どうぞ。 わたし|私|筆者 もちろん「|」は半角です。こうすると、「わたし」「私」「筆者」の数を 数えて、簡単に上下移動して調べることができます。 (この場合、ぴ〜ん、と音が鳴って、「ないぞ」と言われるかもしれませ ん。それは、正規表現になっていない場合が多いようです。もう一度、 k_SRCHのメイン画面に戻って、正規表現かどうかを確かめて下さい。正規 表現でない場合は、[r]を押せばすぐに正規表現に移行できます(^^)) ○文書中の段落の数と位置 ・「日本語文書作成支援」と言うからには、段落の初めは全角空白を使って いる方が多いと思われます。そこで、行頭の全角空白を上記の検索例に従 って実行してやると、段落の数と位置がわかり、なおかつ、スムーズに移 動できたりします。 正規表現のk_SRCHにして置いて、[f]で出てくるダイアログボックスに入力 するのは、わずか「^ 」だけ。つまり、半角の"^"に続いて全角の空白を 入れてやるだけです。ま、IMEの切り替えがちょっと不便ですが、 kickime4.lzh KickIME (小林丈二) J.koba MAF01217 などを使えばキー一つで切り替えられて非常に便利です。 ○当マニュアルの章の数と移動 ちなみにこのマニュアルでできる簡単な実例。段落の数は、ベタファイル でないと体験しにくいのですので、このマニュアルでできる簡単な使用例 です。このマニュアルでは、章ごとに「●[5] k_SRCH の使用上の注意点」 などと書いています。この行頭の●をk_SRCHさせることで、章を簡単に移 動できます。正規表現のk_SRCHにして置いて、[f]で出てくるダイアログボ ックスに入力するのは、わずか「^●」だけです。 実際にやってみると、快適にマニュアルを移動できるはずです(^^) (なお、こうした使い方をする場合は、動作環境の中の検索の設定を 「位置を固定する(Vz風)」にしておくと見やすいようです) てな感じで、いままで正規表現による検索を秀丸上で使わなかった方も、 この際、チャレンジしてみるのはいかがでしょうか? ※ ただし、現行の秀丸では、正規表現の検索が、いわゆる「最短一致」に なっています。ですから、「*」や「+」を使った検索では、イメージして いる検索結果とは異なる場合があるかもしれませんが、一応は現行の仕様 です(;_;)。(ま、最長一致にするとかなり問題も出てくるようなシチュエ エーションがあることは、私程度の知識しか持ち合わせない者でもわかる 所ではあります) 例えば、"a+"を正規表現で検索させると、"aaaXXXaaaaa"という文字列に 対して、まず、"aaa"がヒットします。最長一致だと"XXX"の次にある "aaaaa"に一致すると思われるのですが、最短一致なので"XXX"の前の "aa"にヒットし、次は同じく"a"にヒットし、次にやっと"XXX"の後の "aaaaa"にヒットします。最短一致も必要な場合が多分にあると思われます が、「日本語文書作成支援」の立場からは、そう多くありません(^^;。 で、マクロ側で「最長一致版kSearch5」がそろそろ公開になったりします が、秀丸側がもっと早く最長一致してしまうともっと嬉しいです(^^) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[8]今回の付録................[沸き上がる「うるさいぞ〜」の罵声を尻目に(^^;?] ─────────────────────────────────────── □ "わかげのいたり" part III ・え〜、事故の前には、この年になっても定期的に貸しスタジオを借りて、しろ〜 とバンド練習三昧水銀水。わかげのいたりはさらにも続く…。ああ、復活の日は やってくるのだろうか……??? ま、こげな歌を臆面もなく書ける時期という のは、やっぱり、いいです。シンプルな気持ち。そういえば、この曲は、彼女と 壮絶な修羅場を経て、琵琶湖の見える丘に一緒に行った時に作ったんだっけ(^^; song & word / 水銀水 JUST FEELING THE LOVE WITH YOU I love you forever. I live for you. I'm just feeling the LOVE with you. ゆるやかな坂道を あなたと私、歩いてる いつまでもどこまで 優しい気持ちにつつまれて 柔らかな春の陽が 眩しいほどに光ってる 探してた幸せは、こんなに近くにある 遠回りした年月が いまではなぜか、なつかしい 流れた涙さえ わすれてしまう I love you forever. I live for you. I'm just feeling the LOVE with you. 想い出す あの頃 そばにいるだけで悲しかった 手をさしのべてもいつも 前だけ見つめ走ってた 傷だらけのあなた 私はいつもここにいた 温もりは伝わるけど ひとり、さみしかった さよなら、想い出たちよ 足早に過ぎた青春 さよなら、深い夜の闇 寂しさにふるえた日 もう迷わない二人で あなたと夢を追いかける 坂道を駆け登り 広がる海に手をふった 長く続くこの道を あなたと私、歩いてく いま確かに感じてる あなたと生きてる I love you forever. I live for you. I'm just feeling the LOVE with you. □「やっぱり出ない」この不思議・再考  いやあぁ、ちょっと時間があるので、その間に、ちょっとだけ……と言いながらぶつ くさ始まる、いや〜みな一文(^^;。(ごく一部には、もっとゴリゴリゆうて!との声も あるにはあるけど、平均すれば、あんた、アホちゃう!。ま、そうでごぜ〜ますだ、と 応えるしかない私ですが…(^^;)  で、出そうで出ないのが「秀丸エディタ本」。「いったいど〜なってんだよお」と誰 も声をあげないのだろうか? 誰も必要としないのだろうか? そんな要望を出版社に 出す人あるいは吸い上げる担当者はいないんだろうかなあぁ〜? マルチメディアだと か、Windows95だとか、話題性のあるテーマを追うのも大切だけど、「文書を書く」とい う作業に直結しているエディタという分野、それも、非常に多くの人が使っているだろ う秀丸について詳細に述べられた本がないのは、やはり、世界の七不思議だっぺよ。ま、 WZエディタなんかが出ると、どど〜と関連本が出版されるのは予想がつくけど、やっ ぱ、秀丸みたいなシェアウエアで極めて優秀なソフトをよってたかって育ててゆく土壌、 あるいは育ってしまう環境が整備されると、いいんでしょうねえ〜。  秀丸エディタなんかだったら、じぇ〜んじぇんソフト知らない人が秀丸エディタを使 うメリットを切々と語りかける本だとか、「初歩の一歩」的なノリの本であっても普通 にコマンドの使い方を説明する他に「なぜこの機能を使うか」などの機能の意味を歌い 上げる演歌調の本だとか(^^;?、通常の使い方以外にこげなスッゲ〜便利な使い方がある とか、もっといろんな応用的な極意の秘伝書だとか、極めて詳細なマクロコマンドの解 説部分の付録が付いた本だとか、秀丸を使う多種多様なニーズに応えれる多様な秀丸関 連本がちまたに溢れていても良いと思うんだけど、いつまでたってもそうならない。ま、 どう転んでもエディタなんだから、機能を紹介したり、説明するだけならヘルプでも十 分かもしれないけど(それでも十分でないから面白い。逆にそれだけ多くのニーズがあ るということでもあると感じてしまう私)、「どう使うと、どう便利」的な本って、ぜん ぜん出てないのは、これまた不思議。そう言えばどっかの宣伝で「パソコンは便利。で も、どんな便利なことがあるのかは、聞かないで!」みたいなのがありましたね。エデ ィタは、特に「どんな便利なことが、どう実現できるのか」を示す必要のある種類のソ フトだと思ったりしますが……。全国の何千、何万の秀丸ユーザも黙って聞かないので しょうか?(ま、聞く必要のない人がいっぱい、いらっしゃるのはジュージュー承知で すけれども、そうじゃない人もゴマンとおりまっせ、やっぱ(^^;)  で、入院中の私は「秀丸本がずら〜と並んでいる書店の書棚」を何度となく幻想として 見ました。しかし、今、現実は「秀丸本の全く並んでいない書店の書棚」。それも、悪夢 であって欲しいと願うけど、寂しい実感だったりします(;_;)入院していた頃とは違い、 少しは正常に物事を考えられ始めた今日この頃であってでさえ、秀丸本が出ない理由はや はり、分からない。  どう考えても不思議。やっぱ、私の頭、アッチへ行った切りなんだろうか(^^)? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[9]「書きマクロ」α-Seriesマクロ概要リスト..........................[概略編] ─────────────────────────────────────── [T 文書管理系] [T-1 k_DESK]◎複数のデスクトップを保存/復元する……次版は記憶数無制限へ(^^) [T-2 k_OPEN]◎文書オープン便利マクロ……開く時のエイリアス機能の強化版マクロ [T-3 k_SAVE]◎拡張保存マクロ……簡単保存&バックアップ(旧・k_oDir Ver.2) [T-4 k_INFO]■文書個別情報管理マクロ……文書ごとの情報を保存する [T-5 k_GREP]●複数自由文字列の文書検出マクロ……複数の文字列を含む文書を検出 [T-6 k_VITA]・文書修正履歴管理マクロ……文書閲覧時の修正履歴の把握 [T-7 k_BOOK]■長い一文書構成マクロ……長文を複々数ファイルに分け分散個別管理 [T-8 k_WITH]▲文書の親子関係を記憶する……親文書、子文書の文書間関係 [T-9 k_PAST]・文書履歴管理マクロ……文書ファイルの履歴完全記録 [T-10 k_MAIL]■受信メール整形保存マクロ……切り出したメールを自動整形して保存 [U 文字列操作系] [U-1 k_FIND]●検索文字列登録マクロ……10セットを自由指定して検索文字列を記憶 [U-2 k_INDX]●索引/目次高速作成マクロ……索引(頁 or 行)を作成 [U-3 k_BASE]◎文字情報管理マクロ……秀丸上での簡単メモ [U-4 k_REP1]●置換文字列(個別&セット)登録マクロ……検索文字列登録マクロ置換版 [U-5 k_REP2]■複数文字列同時置換マクロ……複数の文字列を同一文字列に置換 [U-6 k_REP3]■複数文字列複数置換マクロ……複数の文字列を複数文字列に置換 [U-7 k_DATE]◎多様な日付処理マクロ……k_DATE Ver.2 の強化、高速版 [U-8 k_PUTs]●登録文字列挿入マクロ……検索&置換系マクロの登録文字挿入 [U-9 k_MOJI]◎文字数算出……範囲選択した部分の文字数/文字種を算出 [U-10 k_LONG]●文章長計算……1文の長さなどを算出して評価の元にする [U-11 k_BOXF]●検索機能拡張マクロ……超80バイト文字列やBOX文字列部分の検索 [U-12 k_PARE]●括弧挿入マクロ……範囲選択文字を色んな括弧でくくるマクロ [U-13 k_SRCH]◎全文検索マクロ……kSearch独立改良型。全文検索機能の快感(^^;ゞ [V 編集関連系] [V 編集関連系] [V-1 k_KYAK]■脚注作成マクロ……論文作成者必須(^^)多機能・脚注マクロ [V-2 k_REFE]●文献データベースマクロ……文献情報を一括して効率的に管理 [V-3 k_RENB]◎連番作成マクロ……自由な形式の連番を挿入する [V-4 k_TEMP]▲定型文書生成マクロ……テキストテンプレート機能で効率的な文書作成 [V-5 k_LINE]■アウトラインプロセッサマクロ……そのまんまです(^^;鋭意進行中(^^) [V-6 k_PAGE]◎先割り原稿(フォーマット原稿)簡単作成マクロ……職業ライター必須 [V-7 k_GYOU]◎原稿分量算出マクロ……指定原稿量の書き手、職業ライター必須その2 [V-8 k_HEAD]●小見出分断回避マクロ……小見出の段頭/段末の途中切れを回避 [V-9 k_LOOK]●閲覧マクロ……ファイル(ログなども)を簡単&自由に移動して閲覧 [V-10 k_PART]●一部保存マクロ……範囲指定した文字列を自由なファイルへ追加保存 [V-11 k_VERT]■(擬似的)縦分割マクロ……画面を縦に分割して編集可能に [V-12 k_TATE]●縦書き表示マクロ……文字を縦書き状態にして表示する閲覧系マクロ [V-13 k_TPIQ]●2階層・文書構造化マクロ……トピック表示マクロ [V-14 k_LIST]●一覧系マクロ……さまざまな一覧表示を簡便に遂行(2系列12タイプ) [V-15 k_FORM]■テキスト整形マクロ……やっぱり、文書整形マクロも必要かと(^^ゞ [V-16 k_cLOG]●ログ閲覧マクロ……通信ログファイルを簡単&自由に移動して閲覧 [V-17 k_WIDE]●字詰め枠調整マクロ……ウィンドウのサイズに応じた字詰め調整 [V-18 k_MARK]・位置記憶マクロ……1文書中にマークを簡単設定&ジャンプ [W 印刷系] [W-1 k_PRNT]◎印刷自在マクロ……他の印刷専門ソフト(WinLPrt)を秀丸から簡単起動 [X 操作一般系] [X-1 k_SHEL]◎秀丸シェル化マクロ……秀丸をシェルにして文書環境を極める(^^; [X-2 k_VOIS]×数字音声返答マクロ……数字で表される各マクロ結果を音声で回答 [X-3 k_ZOOM]●秀丸画面拡大縮小マクロ……簡単に画面のズーミングを可能に。 [X-4 k_CTRL]▲全「書きマクロ」αシリーズ統合化マクロ [X-5 k_WIND]●秀丸を選択して並べる……作動中の秀丸を選択して画面全体に並べる [X-6 k_HELP]■秀丸マクロを使ったヘルプ……テキストファイルによる擬似ヘルプ [X-7 k_CARD]▲恥を恐れず言えば「秀丸版ハイパーカード」……名前の通りです(^^;;; [X-8 k_KNOW]●各種の情報表示系マクロ……ちょっとした情報を連続して表示 [X-9 k_IDEA]■アイディア保存・配置マクロ…アイディアの即入力&効率的利用 [X-10 k_CODE]◎カーソル上の文字のコードを連続表示.....制御コードなどにも対応版 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[10]最後に.....................................................[謝辞などなど] ─────────────────────────────────────── □ 謝辞、著作権などについて ・当マクロは、斉藤秀夫氏のシェアウエアである[秀丸エディタ for Windows Ver1.4x] のためのフリーウエアです。このマクロは無料ですが、使用するのに必要な秀丸は、 シェアウエアという形態をした商品です。また、当マクロ集は秀丸の作者とは全く無 関係です。当マクロ集で生じたトラブル等で迷惑のかからないようお願い致します。 ・なお、使用上のいかなる損失に対しても保証はできません。それぞれ各自の責任におい て使用・改変等を行って下さい。 ・当マクロ集に関する苦情、問題点、要望、バグなどを発見した場合等々の対応ですが、 FWINF の12番会議室か、メールにて、どうぞ。出来る限り前向きな対応はいたします。 ・当マクロはフリーウエアですが、砂場に落ちている「猫の運個」ではありません(^^; 出版権を含む複製権、二次的著作物の利用に関する原著作者の権利等の一般的著作権 を放棄したものではありません。 ・当マクロのマクロ作成上の導火線となった「脚注マクロ」は、米国西海岸留学中の前途 洋々たる青年医師((^^;??)masasanの基本アイディアと緻密・厳密・過酷なアドバイス により、現在、インターネットを通じて製作が続いています。ちと、停滞中だけど(^^; まあ、予定よりじっくり熟成させますので(^^;、気長にお待ち下さい ・当マクロ、当マニュアルで多用している罫線は、高池新一(GFA02114)氏による 相も変わらず『秀丸用罫線マクロ「t_keisen.mac」』を使用させていただきました。 ・当マクロを作成途中に何度となくプリントアウトして構文を確認しましたが、その 際に必要になる「印刷」では、堀田俊哉(h_tosh)氏作のフリーソフトであるWinLPrtを 使わせていただきました。プログラムやべたテキストをアウトプットするのに最強! 個人的には「秀丸の"印刷"でWinLPrt が起動すれば極楽じゃあ」と思っています(^^; ちなみに、FWINDEV LIB#1 には、WinLPrt Ver.4β1が公開! これは、凄い、すざま しい……。なぜか、なんか、怖さまで感じてしまったのは私だけだろうか(^^;;; ・当マクロを作成途中に超多用したマウス。マウスで指定範囲をコピーする場合、どう てもCtrlを押しながらドロップしないといけませんでした。ところが、寺口典良 (Teraro)氏作のフリーウエアであるpushctrl.exe(FWINF LIB#9 PUSHC100.LZH)では マウスの右ボタンを押すだけで、Ctrlキーが仮想的に押され、その結果、マウスの右 ボタンだけでコピー操作ができてしまいます! 一見、地味だけど、Windows環境での マウス操作の効率を飛躍的に改善した画期的なソフトだと深く感謝致します m(_ _)m あ、秀丸だけでなく、わ〜ど、えくせるなんかでもコピーがチョ〜楽々です(^^) ・当マクロを動作確認するに際して(いちおう、デバッグ(^^;ゞ)、前寺正彦作のComWin 対応のDBcWin Ver.0.90(OutputDebugString Monitor) for ComWin を超多用させてもら っております。難しい事は解らないのですが、DBcWinがなければ、秀丸マクロの制作効 率は、極めて悲惨なものになると想像されます。多謝、深謝、感謝。 (とは言うものの私、フリー時代の ComWin & DBcWin ……(^^;。スイマセン(^^;) ・当マクロを作成するにあたり、数多くのオンラインソフト作成者の公開されたソフト がいかに素晴らしく重要であるか、当然の事なんですがしみじみ感じてる今日この頃。 多謝、多謝。そうしたみなさんの歴史の上に快適な現在の環境があるんだなあと、ほ んと、深く感謝する気持ちがわいてきます。 ・わたくし・水銀水(Suigwinsui)が、Nifty-Serve FWINF の場をお借りし、秀丸マクロ を公開させていただいて、1995年6月18日で1年が経過するようです(^^) 頭を動かし て周囲の様子を見るなんて次元じゃなく、眼球さえ動かせなかった状態から、血痰がベ ットの向かい壁はおろか、天井にまで飛び散った個室病室を出られたのは、医療・看護 スタッフ、そして、家族(身内ではあるけれども)などを含め、周り中の人たちの手のお かげだと痛感しています。ひとは技術ではなく、人の手で蘇生するんだと実感した次第 です。退院後、初めて、社会との接点が通信の世界だったわけです。当時は、わずかに 動く左手の数本の指が外界との接点のすべてでした。(長くなるので中略(^^;) 「書きマクロ」も、1歳の誕生日を迎えることができました。 すべての人たちに感謝。 ありがとう、ありがとう。 そして、我が最愛の妻・しのサディア姫に、くちづけを……(^^)。 ・では、皆様のより一層の快適な日本語作成環境の発展と御多幸を祈りつつ・・・(^^) 平成7年06月18日(日曜日) 午前11時38分59秒 水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603) ↑ ↑コノ日付、kakimac4.lzh に収録している k_DATE Ver.2 によってキー一発で入力。 人呼んで「セルフ・アド(なんのこたあない自己宣伝ですわ(^^;)」 kakimac4.lzh もよろしくm(_ _)m 個人的には、非常に便利だと、すっかり思い込んでます(^^; ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『日本語文章作成に携わる全ての方々に、秀丸エディタを、ファインアジャスト!!』 「書きマクロ・シリーズ」のねがいです。 ────────────────────────────── 水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━