━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ────────────────────────────── 秀丸日本語文章作成支援 「書きマクロ」αシリーズ第A集 Ver.1 kakimacA.lzh k_DESK Ver.1.51 (複数デスクトップ保存/復元マクロ) Summary Manual ( for k_DESK51.mac ) 1994/12/07 水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603) ────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [折り返し文字数(1行の字詰め)を82にして、読んでください!!!] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ──────────────[目次]─────────────── ●[1] 導入方法............................[kakimac専用ディレクトリを作ります] ●[2] 実行方法................................[「Alt+E」へのキー登録をお薦め] ●[3] おおまかな説明................................[k_DESK Ver.1 の特徴概説] ●[4] 具体的な使い方の例.................[どんなコトができるのか、実例で紹介] ●[5] 起動画面(メイン画面)の説明......[Files Set(デスクトップ)復活のために] ●[6] Files Set(デスクトップ)登録/保存.................[簡単登録で、10個まで可能] ●[7] Files Set(デスクトップ)の初期化................................[初期化一発] ●[8] k_DESK Ver.1 でできること......[『デスクトップ』の意味を知らない方のために] ●[9] k_DESK Ver.1 の主な特徴......................................[仕様概略] ●[10][警告!!!警告!!!警告!!!]...........[秀丸エディタV1.33β3回限定の不具合] ●[11]k_DESK Ver.1 の「超風流・秘伝の書(^^;」......[快適、文書作成環境構築術] ●[12]k_DESK Ver.1.51 の秀丸マクロ、プログラム上のヒント...[動的対応」とは?] ●[13] 次回公開 k_DESK の華麗なる変身(^^;................[動的対応が全面導入] ●[14]書きマクロ」シリーズの将来.......[日本語文書作成環境』の構築をめざして] ●[15]書きマクロ」Nシリーズ終了のお礼&「書きマクロ」αシリーズの新展開 ●[16]書籍出版へのお誘い(^^; >各出版社・担当のみなさま ....[誘惑] ●[17]最後に.................................................[謝辞、宣言など] ──────────[知りたいこと優先索引]─────────── ・ どのファイルをどこへ移動させたらいいのか、わからない...................●[1] ・「マクロの実行」の方法がわかんない......................................●[2] ・「複数デスクトップの保存/復元」マクロをとにかく動かしたい...........●[1][2] ・「複数デスクトップの保存/復元」って何? 実例で細かく教えてぇ〜.........●[4] ・『デスクトップ』の意味を知りたい............................................●[8] ・ k_DESKを起動すると、どんな画面になるの?...............................●[5] ・ デスクトップを記憶させたいんだけど、方法は?............................●[5][6] ・ 記憶できるウィンドウの数とか、制限もあるんでしょ.......................●[6] ・ 記憶させたデスクトップだけど、最初の真っ白な状態に戻したい.................●[7] ・『デスクトップ』の意味を知らないけど、このマクロを動かしてみたい......●[1][2][8] ・ キー割り付けって便利そうだけど、方法は?...............................●[2] ・「Alt+E」って編集(E)のこと。登録できないんじゃないの....................●[2] ・ 秀丸を起動するたびに、ファイルを開くのに疲れたわ。この気持ち分かって...●[8] ・ デスクトップと「Files Set」の違いがわからない..........................●[3] ・ k_DESKと秀丸のデスクトップ機能とはどう違う?..........................●[12] ・ k_DESKと秀丸V1.33βの関係って、しっくり行ってる? 不具合とかさぁ......●[10] ・ 秀丸V1.33βを使っているがウィンドウの復元が正確でない.................●[10] ・ 復元するスピードがちょっと遅いんじゃないの............................●[13] ・ 早くも次のk_DESKの内容が気になっちゃう................................●[13] ・「書きマクロ」が新しいシリーズになったって聞いたけど...............●[14][15] ・ 知ってるわよ「使いマクロ」ってできたんだってね........................●[15] ・ 水銀水くん、きみ、秀丸の本を書いてみたいんだって?....................●[16] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [本文] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●[1]導入方法..............................[kakimac専用ディレクトリを作ります] (1)kakimacA.lzh をどこかのディレクトリで解凍します。 下記の【参考】にある5つのファイルが、解凍されます。 (2)3つのマクロファイル(*.mac)を『秀丸ディレクトリ』に移します。 [以下、秀丸が格納されているディレクトリを「秀丸ディレクトリ」と呼びます] 移す3ファイルは、k_DESK51.MAC と k_DESK5s.MAC と k_DESK5i.MAC です。 (間違えてkakimac ディレクトリにコピーする方がいますが、"秀丸のディレクトリへ"です) (3)秀丸ディレクトリの下に kakimac という名前のディレクトリを作って下さい!! すでに kakimac がある場合は、(3)の操作は不必要です。 ※ kakimac のディレクトリを絶対に作って下さい。そうしないと動きません(^^;) 『マクロは、秀丸のあるディレクトリに』複写して下さい!!! 【参考】 − 解凍されるファイル − kakimacA.lzh に含まれるファイルは、下記の5ファイルです。 ● k_DESK51.MAC……k_DESK Ver.1.51 本体(メインマクロ) ● k_DESK5s.MAC……サブマクロ1 ● k_DESK5i.MAC……サブマクロ2 ・ readmeA1.txt……このマニュアルです(^^)(読後は削除して結構です) ・ kakimacA.txt……「書きマクロ」αシリーズ・マクロ進捗リスト(同上) (●印の3ファイルは、秀丸のディレクトリへコピーします) ●[2]実行方法................................[「Alt+E」へのキー登録をお薦め] ・前提となるような高度な知識も、特別な経験も、いっさい不要です。 ・また、勝手に動かしても、操作はわかるように作ったつもりです(^^; (1) 実行方法 ・「マクロ実行」で k_DESK51.MAC を選択して実行して下さい。 (実行するマクロは、k_DESK51.MAC のみです) 「マクロ実行」の方法がわからない場合は、下の【参考】をご覧ください。 (2) 終了方法 ・[Esc]か数字キーの[0]で終了します。 ・または、マクロのメイン画面で、「復元中止」クリックで終了します。 (3)気に入れば、マクロ登録後、キー割り当て(例:Alt+E)すると極めて便利です。 もちろん、登録するのは「 k_DESK51.MAC 」のみです。 (キー割り当て用のマクロ数が足りない、とお悩みの方に朗報。秀丸エディタV1.33 では、登録できるマクロの数が一挙に3倍近く増えました。これで30という怨念の 数字制限から脱却でき、ゆったりとした気分で、マクロを"使いまくれ"ます) ※「Alt+E」へのキー割り当てをお薦めする一つの理由 Alt+Eの"E"は、k_dEskの"E"から連想されるキーだからです。また、Editの"E"にも 通ずるところがあります。Altキーを押さえたまま"E"のキーを押さえてください。 ^^ なお、メニューバーにある「編集(E)」は、Alt-Eで選択されますが、秀丸エディタ では、Altキーを押した後、Altキーから指を離して、"E"キーを押さえることで実現 されます。つまり、Altキーを押したまま"E"を押さえるのと、Altキーを押さえた後 で一度Altキーから指を離した後で"E"キーを押さえるのは、別の動作をする、と言う ことです。(Alt+Eを登録していないと、どちらも同じ「編集」になります)) ※当マクロをマニュアルなしで動かしても、大した損害は起こらないようにしているつ もりです。保存されていないファイルがある場合の復元など、一応は気を配りました。 【参考】マクロ実行の方法 −「マクロ実行」とは、秀丸の「マクロ実行ダイアログ」から、マクロを選んで実行 させることです。 − 手順 − ・「マクロ(M)」→「マクロ実行(X)」→「マクロ実行ダイアログ」表示 ・「マクロ実行ダイアログ」の「ファイル名」に k_DESK51.mac を選択 ・「OK」ボタンを押す ・ k_DESKマクロが実行される 【参考】マクロのキーへの登録方法 ・マクロ登録をした後で、k_DESK51.MACを「Alt+E」へ「キー割り当て」登録します。 (他の「書きマクロ」で詳細に説明しています。今回はチト……) (あるいは、秀丸のヘルプを参照下さい) ●[3]おおまかな説明......................[k_DESK Ver.1 の特徴概説] ・ k_DESK Ver.1 は、複数のFiles Set(デスクトップ)を登録/復元します。 ・ほとんどの操作は、マウスのボタンを押すだけで出来るように配慮されています。 ・また k_DESKの各メニューの最上段をクリックすると『オンラインヘルプ(^^;』が出て 大体の操作や意味内容が、理解できるように配慮しています。 (これは、基本的には、「書きマクロ」シリーズの共通仕様だったりしますが) ・さらに、特殊なファイルも(外見上は)何も(kakimacディレクトリ以外には)作りません(^^; ・画面は、次の3画面があります。 − 1.起動されるメイン画面では、復元したいFiles Set(デスクトップ)を選択します − 2.保存画面では、保存したいFiles Set(デスクトップ)を登録名を付けて保存します − 3.保存画面の最下段の「初期化」は、指定したFiles Set(デスクトップ)を初期化します ※なお、k_DESK では、一つのデスクトップを「Files Set」とも呼んでいます。デスクト ップ(机の上?)というよりも、見たまんまで(ファイルのセット)という意味の方が、 デスクトップと言う用語を知らない人にも判ってもらえやすいかな、と考えたからです。 ただ、ちょっと混乱するような気もしますねえ(^^; ●[4]具体的な使い方の例.....................[どんなコトするのか、実例で紹介] ●[4]「複数デスクトップの保存/復元」の意味の分かる人はパスして下さい。 ・秀丸や秀丸マクロになれていない人は、次のステップを一つずつ実行してください。 指示の通りにやれば、ほぼk_DESKの動きも理解していただけると思います。 (0)「●導入方法」に従い、次の3操作を行う。 (a)kakimacA.lzhを解凍する。(5ファイル同梱) (b)3ファイルの移動(k_DESK51.mac,k_DESK5s.mac,k_DESK5i.mac) (c)kakimacディレクトリを作成 (秀丸のあるディレクトリの下に) (1)readmeA1.txt、kakimacA.txt の2ファイルを秀丸で開く (時間のある人は、kakimacA.lzhの5ファイル全部の方が劇的です(^^;) ・それぞれウインドウの形や位置を変えてください。 ・また、いずれか一つは、最大化表示にしておいてください。 (以上の2ファイルは、どこのディレクトリにあっても問題ありません) (2)マクロ実行で k_DESK51.mac を実行する(気に入れば「Alt+E」へ登録) ・「マクロ実行」の方法は、別項参照。 (3)メニューは、真っ白なので一番下の「保存画面へ」を選択する ・「デスクトップ『保存・初期化』画面へ移動」をクリック。 ([A]〜[J]を選択しても、イヤッと言われます) (4)『保存』画面に移るとA〜Jのいずれかを選択 ・([A]〜[J]のいずれかをマウスでクリックするか、キーボード入力) (5)デスクトップ名を要求されるので、適当な名前を入れます ・全角でも半角でもOK。適当な長さの名前を入力してください。 (例えば「複数デスクトップ記憶のテスト」とか、適当に。) (6)デスクトップの登録完了です ・これでreadmeA1.txt,kakimacA.txt2ファイルのデスクトップが登録完了。 (7)次に、一度、秀丸を全終了させましょう ・メニューの左端「ファイル(F)−全終了(Q)」をクリック。 (8)別の適当なファイルを再度、開く ・昨日のメールでもログでも良いですから、2、3個のファイルを開きます。 (kakimacA.lzhに入っていたファイルを含んでいても、もちろんOK) (保存したデスクトップと全く同じファイルでも、もちろん結構OK) (9)いずれかの秀丸から、マクロ実行で k_DESK51.mac を実行 (未保存のファイルがあると安全のため中断します。この辺のイレギュラー な状態の場合は、各自、テストしてみてね) (10)先程、記憶させたFilesSet名の部分をクリックします。 ・上記のとおりだったら「複数デスクトップ記憶のテスト」が、メニューの いずれかの段に表示されているはずです。(でないとバグってる(;_;)) ・すると、k_DESK51.macとk_DESK5s.mac が次々とオープンされます。 (11)秀丸の「ウィンドウ(W)」をクリックして、ファイルの状態を確認。 ・さっき開いていた「関係ない別のファイル」の姿はどこにもありません。 ・結果として、2ファイルのデスクトップが復元できました(^^; ・同様の手順で、10個までのFilesSetが記憶できます。 ・復元する時には、複数のファイルが開いていても、その全てのファイルがセー ブされている限り(変更ではない)、すぐに別のFilesSetの状態に移れます。 ●[5]起動画面(メイン画面)の説明........[Files Set(デスクトップ)復活のために] ●[5][機能] 復元するFiles Set(デスクトップ)を選択します。 (1)起動画面(メイン画面) ・ k_DESK Ver.1 が最初に起動されると、下図のような真っ白な画面になります。 (起動には、k_DESK51.macを実行します) ┌─────────────────────────────────┐ │ ●復元する『ほぼ・デスクトップ』選択 k_DESK Ver.1.51 水銀水 │ │ Files Set A. │ │ Files Set B. │ │ Files Set C. │ │ Files Set D. │ │ Files Set E. │ │ Files Set F. │ │ Files Set G. │ │ Files Set H. │ │ Files Set I. │ │ Files Set J. │ │ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │ │ [&0] 復元中止 [Esc] │ │ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │ │ ▼Files Set(デスクトップ)『保存・初期化』画面へ Save │ └─────────────────────────────────┘ これが、k_DESKのメイン画面です。 終了させる方法は、次の3種類。各自の使い方に適した方法を終了できます。 1.画面の下から3段目「[&0] 復元中止 [Esc] 」をマウスでクリックする。 2.[Esc]キーを押す。 3.数字の「0」キーを押す。 − メイン画面の操作説明 − (1)オンラインヘルプ.......................(メニュー画面の最上段をクリック) ・メイン画面の最上段をクリックすると、当マクロの概略を説明します。 (2)Files Set(デスクトップ)の選択..........([A]〜[J]までの10種類) ・登録は、10種類まで可能です ・復元したいFiles Set(デスクトップ)の登録名をクリックします。 ちなみに最初、Files Set(デスクトップ)にはなんの情報も登録されていません。 (3)Files Set(デスクトップ)登録へ移動......(最下段をクリック) ・Files Set(デスクトップ)の登録を行うには、メイン画面の最下段をクリック。 ・登録画面へ移行してください。 ※ 最上段に『ほぼ・デスクトップ』とあるのは、完全にデスクトップを復元できているの ではない、という意味です。秀丸エディタVer1.32では、これが限界です。V1.33にな ると、ほぼ完全に近いデスクトップが復元できるようです(^^)v ●[6]Files Set(デスクトップ)登録/保存..........[簡単登録で、10個まで可能] ●[6][機能] 現在のFiles Set(デスクトップ)を、登録名を付けて保存します。 ・ k_DESK Ver.1 におけるFiles Set(デスクトップ)登録とは、現在開かれているファイ ル名や、ウィンドウの大きさ/位置などを記憶して、これに対して「登録名」を与える作 業のことです。 ・下記のような登録用画面(記憶なんて書いてありますが)が出ます。 ┌───────────────────────────────┐ │ ●記憶する『 Files Set 』選択 k_DESK Ver.1.51 水銀水 │ │ ▼Save Files Set a │ │ ▼Save Files Set b │ │ ▼Save Files Set c │ │ ▼Save Files Set d │ │ ▼Save Files Set e │ │ ▼Save Files Set f │ │ ▼Save Files Set g │ │ ▼Save Files Set h │ │ ▼Save Files Set i │ │ ▼Save Files Set j │ │ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │ │ ──────── 記憶中止 [Esc]──────── │ │ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ │ │ ──────────────── [初期化 &0] │ └───────────────────────────────┘ ・画面の説明は、メイン画面とほぼ同じなので止めときます(^^; − 保存画面の主な働き − ・現在のFiles Set(デスクトップ)を登録したい時に、この登録画面を出します。 ・登録させたい場所をクリックすれば、あとは登録名を入力するだけです。 ・登録名入力で既存の名前を流用したい時は、名前の確認時に「いいえ」を選択。 (「テスト」の登録名を「テスト その5」などにしたい場合) ・正常に登録できれば、登録したファイル名の一覧が表示されます。 (「正常に保存されなかった」経験はありませんが、あれば、お知らせ下さい) ・(更新)中のファイルがあっても、Files Set(デスクトップ)は保存されます。 ・(無題)のウィンドウも保存してしまいます(^^: − 保存/登録に関する制限仕様 − ・登録Files Set(デスクトップ)の最大は、現バージョンで10個です。 ・登録名には、登録名中に半角、全角の空白を含むことも可能です。 ・登録名は一応、全角で20文字、半角で40文字までとなっています。 ・複数デスクトップ保存なんて言いますが、ファイルが一つでも記憶されます(^^) ・Files Set(デスクトップ)の保存ウィンドウ数は無制限です。(秀丸エディタに依存) (その秀丸エディタは、各自の環境に依存。ほぼ10個位が現在の限界のようです) ・カーソル位置の記憶は、強制的に復元してしまいます。また、秀丸エディタ側で、 カーソルの自動復元をONにしていても、競合みたいな大それたマネはしません(^^; ・行間の広さなどの全情報を保存後に変更しても追従しません。再保存が必要です。 ●[7]Files Set(デスクトップ)の初期化................[初期化一発] ●[7][機能] 登録/保存したデスクトップを、1つづつ初期化します。 ・登録したFiles Set(デスクトップ)を初期化するには、登録画面の最下段にある初期化 への移行部をクリックします。 ・初期化したい登録名をクリックします。 (クリックした登録名のFiles Set(デスクトップ)だけを初期化します) (メニューのすべてを一度に初期化する命令は、ありません(^^;) ・バックアップは作りません。 ・初期化の画面も、他の画面とほぼ同じなのでここでは省略します(^^) ●[8] k_DESK Ver.1 でできること.....................[ k_DESK Ver.1 概略] ●[8]『デスクトップ』の意味を知らない方のために……。 k_DESK は『複数のデスクトップを保存/復元するためのマクロ』です。 ・・・とは言うものの、「”デスクトップ”って何?」と思った人もいますよね。 ウィンドウズでは、さまざまな場面で「デスクトップ」という言葉が出て来るにも 関らず、知らないままで過ごす人もたくさんいます。 「いまさら、恥ずかしくて誰にも聞けない」。 そこで、まず、デスクトップの説明から。秀丸をいつも使っている状態を思い出し てください。おそらく、こんな状態だと想像します。 ┌───────────【本社への報告書】────────────┐ │ 本社への報告書は重要です。彼は3つもファイルを開きました。 │ │ まず、文書Aは本文だから画面全体に開く。文書Bは参考英文で │ │ 下の方に横に長くして開いておこう。文書Cは社員リストなので │ │ 右隅に縦に長くして配置しよう。う〜ん、すばらしい画面だ。こ │ │ れで快適に「本社への報告書」が書ける…とご満悦の様子。 │ └────────────────────────────────┘ 誰でも、よく経験する場面ですよね。一つの仕事の(一つの文書を書く)ために、 複数のファイルや文書を開くことって。というか、これが普通だったりします。 その画面とはたとえば、下のような画面を想像してもらえれば良いかと思います。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃┌───────────────────────┬─────────┐┐┃ ┃│ 本社への報告書 │ 社員名簿 ▼▲ ││┃ ┃├───────────────────────┼─────────┤│┃ ┃│「ぺんてぃあむ」で遊ぼう! │ 007 ぼんど君 ││┃ ┃│ │ 008 わくいちゃん││┃ ┃│ 仲良しの本社のみなさま、御元気ですか? │ 009 しずかちゃん││┃ ┃│ だうんさいじんぐ、なんて難しい顔をしてないで │ 010 十日夷さん ││┃ ┃│ でしょう。 │ 011 としごろ娘 ││┃ ┃│ そこで、ニュース。ぺんてぃあむでオモシロイこ │ 012 Mr.だーす ││┃ ┃│ の計算では、身近にある電卓が活躍。最終確認に │ ││┃ ┃│ から、500円の電卓も30万円の価値があるか │ ││┃ ┃│ ┌─────────────────────┤ ││┃ ┃│ ├─────────────────────┤ ││┃ ┃│ │ A sss dddddd rrrrrrrrrrrr tttttt yyyyyy│ ││┃ ┃│ │qqqqq eeeee rrrrrrrrrrrr tt yyyyyyy uuuu │ ││┃ ┃│ └─────────────────────┤ つまらん謎掛け(^^││┃ ┃└───────────────────────└─────────┴┘┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ でも、翌日になって同じ「本社への報告書」を書き始める場合はどうなんでしょう? 改めて、文書Aを開いて最大化ボタンを押し、文書Bを開き下の方に配置する。さら に文書Cを開き右の方にセットする。たいへんでしょう、毎度、毎度。しかも文書A、 文書B、文書Cを開くのも簡単じゃないはず。 だって、本当は文書AはC:\HOUKOKU\12GATU\REP1201F.TXT、 文書BはC:\EIBUN\ENG11D3.TXT、文書CはC:\DATA\SHAIN\MEMBER5.TXTってな名前なん でしょうから。たった3つのファイルを探し出すだけでも、ひと苦労だったハズ。心 中お察し致します。 秀丸なら過去20ファイルを覚えてくれるから安心だよん、と思っているかもしれませ ん。でも、「本社への報告書」は3週間前に書いた場合はどうでしょう。20ファイル なんて、夢のまた夢(^^; あなたの頭の中からも、秀丸エディタのヒストリーからも、 忘却のかなたです(;_;) そうです。思い出せますか? 文書AはC:\HOUKOKU\12GATU\REP1201G.TXTだったのでしょうか 、C:\HOUKOKU\12GATU\REP1202F.TXTだったのか、 それともC:\HOUKOKU\12GATU\REP1101F.TXTなのか。 で、文書Bは?おまけに文書Cは? ウグッ。想像するだけでも悲しくなるますね(;_; ) たった3つのファイルを探し出すだけでも、壮絶なクイズ合戦。もしも、「本社 への報告書」を書くために1ヶ月前に6つのファイルを開いていたとしたら……。考 えたくもないですよね。 そんな悩みを解消してくれるのが「デスクトップ保存/復元」機能です。さきほどの例 で言えば、文書A、B,Cのファイル名だけでなく、ウィンドウの位置まで覚えてくれ るのが「デスクトップ保存/復元」機能なのです。「本社への報告書」を「デスクトッ プ保存」すれば、開いている文書A、B,C、ウィンドウの位置まで覚えていてくれ るのです。もちろん、翌日になっても「どのファイルを開いてたっけ?」と悩む必要 はありません。たとえ3週間たっても「デスクトップ復元」キーを押せば、一発で、 以前の保存した書きかけの状態に戻れます。宇宙戦艦ヤマトの「ワープ航法」みたい なもんですね。どんなディレクトリのどんなファイルでも一発記憶です。 もう分かりましたね。デスクトップ。開いているファイル名やウィンドウの大きさや 位置などの様子をまとめて『デスクトップ』と呼んでいるわけです。秀丸エディタは、 デスクトップを一つだけ記憶できる機能があります。でも、「本社への報告書」のみ 書いてるんじゃありませんよね。「九州支社へのお願い」「北アメリカ営業所へのレ ポート」など、あるいは「A社の原稿」「B誌への寄稿」「D君への手紙」など。こ のように、普通は、複数の目的で、複数の文書が、同時進行的に書き進まれていて、 これが秀丸エディタを使っている人の一般的な利用形態ではないでしょうか。 だとするならば、超便利な「デスクトップ保存/復元」も、1つだけじゃ足りない!!! やっぱり、2つ3つは記憶していて欲しい。だって、同時進行の仕事は一つじゃない ですからね。 こうして、デスクトップ機能を使いこなして、その便利さを実感し始めた頃に欲しく なるのが「『複数』デスクトップ保存/復元」機能です。そう。一つじゃなく、複数 のデスクトップを自由に保存/復元したくなるわけです。 秀丸日本語文書作成支援「書きマクロ」新シリーズ、αシリーズの第一段として公開 されるのがまさしく、その「複数デスクトップ保存/復元」機能を実現するマクロです!!! 実際に使い始めてしまうと、「やめられない、とまらない」状態になること、請け合 いです。まあ、秀丸を起動して、すっと「Alt+E」に行く様になれば、あなたも「肉体 秀丸化症候群」及び「書きマクロ依存・中毒症」の重度合併症を併発している、と診 断されてもしかたがないでしょう(^^;。そして、通信ログの上はおろか、街角でも、 会社でも、「秀丸」とか「kakimac」とかの文字列が目に入るや否や、もう、じっと してられない。そこまで堕落し切った肉体と、悦楽に没入する脆弱な精神しか持ち合 わせることしかできない、「肉体秀丸化症候群」及び「書きマクロ依存・中毒症」の 頻発性重度合併症になってしまうのも時間の問題かと・・・。ああ。もう、秀丸エデ ィタを使いつづけるしか道は残されていません。「書きマクロ」で"書きまくる"しか ないのです。そう、"かきまくろ"、と言うしかないのです。ああ、誰か、私に、そし て、肉体秀丸化症候群に悩む総ての人々に、どうか救いの手を与えたまえ。 十二月・吉日 水銀水 ●[9] k_DESK Ver.1 の主な特徴 ・[主機能] 複数のFiles Set(デスクトップ)を保存/復元する。 ・[主な仕様] ま、使ってみてください。 復元する項目など知りたい場合は、マクロの中を見てください。 ・[誤動作の報告] 秀丸エディタの各起動オプションとの兼合いが、チト悪いようです。 起動オプションで「超風流・秘伝の書」を書こうとしたんですが、やめます(;_;) (風邪を引いてしまったか。う〜ん。水銀水名物の"冗駄"なマニュアルも今回は、この 辺で限界でござる、う、う、う・・・。ん? 充分ダラダラしてるって(^^;)?? ●[10][警告!!!警告!!!警告!!!]<<秀丸エディタV1.33β3回>>限定の不具合にご注意 (それ以外のバージョンの場合は、問題がないようです……自信ないですが(^^;) 下記の条件が同時に満たす条件でのk_DESKの使用を避けてください!!!!!!!!!! 条件1− 起動オプションを使用する 条件2− 起動オプションでk_DESKを指定する 条件3− スタートアップグループ等、常駐秀丸が存在しない状態での上記条件下起動 ま、k_DESKは、「後ろに手が回る」ような悪いことは一切してないので、極めて困難な 状態になるとは考えにくいですが、上記の条件での使用は避けてください 秀丸エディタV1.33も、公開版では、問題は回避されているでしょう、絶対(^^) どうやら、この不具合は「常駐秀丸でマクロ実行」という、極めてオイシイ機能実現 のための、経過的副作用だと言うことらしいです。つまり、常駐秀丸もマクロのコン トールが効くかもしれない、てなわけで、とってもステキな前兆です(^^) あ、いま会議室をのぞいたら、秀まるおさん、対応するって。一見落着。 ・なお、不具合ではありませんが、秀丸V1.33βをお使いの場合は、行間やウィンドウ サイズの復元で支障が発生する場合があります。これに対しては、ほぼ対応しておりま すので、別の版として、公開を考えております。このマクロが悪いわけじゃなくて、当 たり前の状態ですので、ご不満でブチッと来ないようにお願いします。ま、 秀丸V1.33対応版では、それは「みごとに復元」されますから(^^) (秀丸エディタ&秀まるおさんに、感謝、感謝、感謝) ●[11] k_DESK Ver.1 の「超風流・秘伝の書(^^;」 ・次回のバージョンアップに持ち越し? (●[10]があり、ちょっと今回はパスです) ●[12] k_DESK Ver.1.51 の秀丸マクロ、プログラム上のヒント ●[12]「動的対応」とは?......[例:同じ拡張子でも別のフォントサイズを記憶する] −Files Set(デスクトップ)復元の2法 秀丸のFiles Set(デスクトップ)を復元する際には、大きく分けて2つの方法を選 択できます。一つは、ウィンドウの位置や大きさだけを決めて、後の要素(カーソ ルの位置、フォントの種類/大きさ、行間の広さ、文字や画面などの色・・・)は、  すべて秀丸に任せてしまう復元方法です。残りの一つは、動いている秀丸ごとの情報を、 それぞれ別に保存/復元する方法です。 −2法の特性− 2つのFiles Set(デスクトップ)保存/復元方法のメリット、ディメリットをあげま す。まず、メリットから。前者の場合は、起動が若干早くなります。後者の場合は 、非常に決めの細かいコントロールができます。ディメリットは、この裏返し。 特に決定的な要素として、「同じ拡張子のファイルの画面ごとの設定が復元できる か」という点があります。秀丸は、基本的には、拡張子ごとに設定が決められます。 したがって、aaaaa.txtとbbbbb.txtとは、同じ設定による画面が復元されるわけです。 一般的な使い方をする場合は、これで充分です。むしろ出来るだけ早く起動してもらっ た方が、どれだけありがたいか(^^) ところが、これでは不十分なケースもあります。おなじ拡張子でも、設定を変えて 表示させたい場合です。たとえば、aaaaa.txtは、フォントの大きさを小さくして 、出来るだけ多くの情報を表示させたい。 bbbbb.txtは、フォントを大きくして、 見やすくしておきたい。そんなシチュエーションってありますよね。「本社への報 告書」の例では、下部に持って来た英文のウィンドウは、表示行数が少ないので行 間は詰めて表示したいですね。また、右サイドに配置した社員名簿は、多くの社員 名を表示させたいし、常に見るものでもないから、フォントサイズを小さくしてお くとか、こんな使い方です。(普通に秀丸を使っている場合は、ここまで細かい操 作はしない方が自然かもしれませんが) −k_DESKの対応− そこで登場するk_DESK。現在のバージョンでは、行間とか、書き換え禁止だとか、 わずかな項目にしか、「動的対応」ができていませんが、秀丸V1.33では、上記のウ ィンドウごとのフォントやフォントサイズ、行間など「その他−設定」で設定できる 項目が殆ど全部「動的に対応」できますので、k_DESKもすぐに対応する予定です(と 言いながら、もうほぼ作っていたりしますが(^^;)。 −その他の効用− 意味があるかどうかは別ですが、(無題)のファイルも、Files Set(デスクトップ) 保存します。最初は破棄しようと思ったのですが、文書A、文書B・・・と並べて、 いつでも新規作成のファイルを開いておきたい、とか、まず、Files Set(デスクトッ プ)を復元して新規作成をする、そんなセッカチさんには必要だと判断して残しました。 また、カーソル位置を恒久的に保存するのも、意外な効用。通常カーソル位置を記 憶させたい場合も、秀丸の記憶力では、過去20ファイルしか覚えていません。最初 から覚えていないものと諦めている場合はいいとしても、覚えているだろうとファイル を開いたのに、忘れてしまっている。このガッカリした気分は、格別のものがあり ます。k_DESKでは、恒久的に記憶します。ただ、現バージョンでは、強制的に記憶 してしまいます。ファイルを開いた時点では必ず文頭にカーソルはあるべきだ、とか 、秀丸オリジナルの記憶方式(次第に忘れて行く)方が一貫性があって良い。とかの意見 もあろうとかと思いますが、これは次回のバージョンで対応する予定です。 ●[13] 次回公開 k_DESK の華麗なる変身(^^; ●動的対応が全面的に導入されます。 「動的対応」とは「それぞれの画面の状態を、それぞれ覚えて、それぞれ復元できる」 ということです。たとえば、同じ拡張子のファイル read21.txt,read22.txtであっ ても、文字の大きさや行間や色を変えている場合があります。しかし、現行の秀丸では、 同じ拡張子なら同じ文字の大きさや行間や色でしか復元できません。通常の利用形態では 、現行のままで充分ですが、「弱視者と介護者」が同時にウィンドウズを利用する場合、 やはり、弱視の方は見やすいように大きな文字級数が良いわけで、介護者は一度に多くの 情報を読み取るために小さな文字級数良いわけです。 こうした秀丸の様々な情報が、秀丸V1.33で公開され、「書きマクロ」でも対応で きるようになりました。 ・動的対応する情報の種類拡大 おそらく、次のバージョンでは、「その他 − 設定」で設定できるほぼ全部の設定 項目について、動的対応が可能になると思います。もちろん、全部をマクロでやるひつよ うもないわけでして、それは選択的に復元するようにできるようにする予定です。 ・復元速度の向上 え〜、画面の位置とか、いろいろ復元にまつわる処理で、現行のk_DESKの復元速度は、 おせじにも早いとは言えません。画面を一つ開けるのに通常の3倍くらいかかってい ると思っていただいて大きく間違ってはいないと思います(;_;) 次回の公開では、これ らの処理が、おそらく一発で終了するメドがたっています(それもこれも、秀丸V1.33の おかげです!!!)。で、復元する速度も、秀丸自体のデスクトップ復元には遠く及ばない までも、現在のk_DESKの倍くらいの早さは出せそうです(^^) ●[14]秀丸日本語文書作成支援「書きマクロ」シリーズの将来 ●[14]秀丸で『日本語文書作成環境』を構築したい!!! ・秀丸エディタ、および、秀丸エディタのマクロを、できるかぎり多くの人に快適に 使ってもらえるように、及ばずながら、多種多様なヒントを集めています。これらをまと めて「使いマクロ」シリーズとして公開を開始しました。(「使いマクロ」は、旧「まく りマクロ」と呼んでいたものです。「まくりマクロ」はマクロだけに限定していたシリー ズで、書きマクロのオマケみたいな存在でした。しかし、新しい「使いマクロ」シリーズ では、マクロの有用な使い方や便利なサブルーチンの公開をはじめ、秀丸エディタそのも のの多様な使いこなし術、日本語文章を書く上で便利な秀丸・秘伝の美技?なども合わせ て公開して行く予定です。あくまで「予定」ですッ! ま、お暇な時にどうぞ) ・現在、予定している次の「使いマクロ」は、「便利関数百選」とサブタイトルを付 けています。和洋数字、日時、文字列などを、希望する形に自由に変換する関数(サブル ーチン)をバラバラにして公開。再利用したい関数だけを利用したい人が利用できる。そ んなパターンを考えての公開です。(なかなか100にならない(^^;) ・さらに次の次の「使いマクロ」は、「秀丸エディタ、初歩の前の前」と題して、ウ ィンドウズの超初心者の方にも、秀丸エディタを使ってもらえるように、詳細に解説した 内容を予定しています。「hm133.lzhを解凍して……」さえ理解できない人が対象です!!! ・さらに次の次の次の「使いマクロ」は、「秀丸マクロ、初歩の後のちょっと前」を 準備中。秀丸のマクロは、プログラム経験者にとっては非常に分かりやすい構文やコマン ドが用意されていますが、プログラム初体験の人には、敬遠されがちです。ま、秀丸自体 がプロのプログラマ御用達的なものですから仕方ないのは事実です。また、マクロが書け なくても決定的な不自由はないでしょう。実際、○太郎や、W○rdで、日常的にマクロ をガンガン使いこなしている人のウワサなんぞ、聞いたこともありません(実はウィザー ドあたりは全部マクロってコトですが、ま、ウィザードを使うのと、マクロを使うのとは 、別にして良いでしょう)。ただ、ほとんどの機能が完璧に用意されている、著名ワープ ロソフトと、秀丸エディタでは、目的も条件もまったくと言って良いほど違います。それ ぞれの特徴がそれぞれにあるってことですね。そこで、より一層秀丸エディタらしい便利 な世界を満喫するために、マクロの書き方を身に付けてしまおうってわけです。たとえ初 心者であろうと、秀丸エディタのマクロを使うと、それまでには感じられなかった快感・ 快楽の世界が待っています(^^) そのためにできるだけ効率良く、構文や文法を説明。一 気に、秀丸肉体化症候群の奈落の底の、悦楽の世界へとご案内しようと言う寸法です(^^) ・ま、一応、書き始めているのはこの位ですが、順次、秀丸エディタに関連した情報 、マクロの関数(サブルーチン)などを公開して行く予定ですので、よろしくお願いします。 ●[15]「書きマクロ」Nシリーズ終了のお礼 ●[15]そして「書きマクロ」αシリーズの新展開のお知らせ 〜 お礼 〜 ・私、水銀水(Suigwinsui)がなりふりかまわず(^^; 勝手に公開を続ける「書きマク ロ」シリーズ。kakimac1.lzh からはじまって、ついに、1桁を終了することが出来ました 。これも秀丸エディタというソフト、また、公開の場としての通信環境があるからこそと 、秀まるお氏、ならびに、ニフティーサーブ、WINDOWSフォーラム、各々の運営担 当のみなさん、そしてとりあえずダウンロードして頂いた方々、また、日々利用して頂い ている皆様方に、深く深く感謝いたしております なお、書きマクロシリーズの番号の若いマクロは、事故による長期の隔離入院(ほ とんど独房状態。おまけにマウスのスイッチを押し下げてクリックする力さえないという 悲惨な肉体&精神状態での入院生活)から退院してほどなく書き始めたマクロですので、 元々遅かった頭の回転がさらにレベルが下がった結果の低速・低能力さ、加えて、これら のマクロ、マニュアルの多くの部分を自分の意志で何とか動かせる程度の左手のみで(そ れも当初は3本の指しか動かなかったりします、うぐっ(;_;)。がんばってたんですねえ 、我ながら)書いていた等々をはじめとする多種の原因が複合的に作用した結果のため、 マクロプログラムの稚拙さ、マニュアルの日本語の不明瞭さ、などなど、どうしようもな い部分が散見される「程度の低い」状態での公開でしたが、このような種々の問題にもか かわらず、一応、大きなトラブルもなく(私が知らないだけかもしれないけど)ここまで 公開させて頂き、また、その公開の経緯等のおかげをもちまして私自身も最低限の人間性 、最少限の社会性を少しずつ(もちろんまだまだではありますが)相応の快復をさせて頂 きましたことを、この場を借りて深くお礼申し上げます。 (ま、おかげでこれからは『臨死体験ライター』と名刺に入れておけるほどの、スッ ゴい『アッチの世界』を見て来ましたけどね(^^;)(一応、私も大学時代には工学部に席 を置いておりましたから、「客観性」とか「論理性」とか、無視はしないつもりですが、 まあ、とにかく、おもしろいものを、見させてもらいました、はい。ただし、その件に関 する「再現性」についてだけは、私、もう、あの〜、その〜……です(^^;) 〜 「書きマクロ」Nシリーズの終了について 〜 ・現在までの従来シリーズのことです(^^; 現在までのkakimac 1,2,...,9 は、番号(Number)ですので、都合上、Nシリーズと呼ば せて頂きます。これらは今後、それぞれ数回のバージョンアップを繰り返して内容 が固定した段階ですべて消去して、一つにまとめようと考えています。 〜 「書きマクロ」αシリーズの開始について 〜 ・新しく始まるシリーズです − ファイル名の末尾の1〜9を使ってしまった。 − 時期的にもほど良い。 この2点から、新しく「書きマクロ」αシリーズを開始します。これは、ファイル 名の末尾がアルファベットになった「書きマクロ」シリーズの連続通番を付けるための名 称です。たとえば、kakimacA.lzh,kakimacB.lzh てな具合です。もちろん、普通のファイ ル名としては、大文字/小文字の区別は付かないので、KAKIMACA.LZH,KAKIMACB.LZH など になってしまいますが、「かきまっか」「かきまし〜び〜」とは読まないで、胸の中で可 愛らしく「かきまっく"エ〜"」とか、「かきまっく"ビィ〜"」と読んで頂ければ幸いです。 ・「書きマクロ」αシリーズ内容の詳細は、同梱の"kakimacA.txt"をご覧ください。 ●[16]秀丸エディタでの効率的な日本語文章作成に関する本 ●[16]書籍出版へのお誘い(^^; >各出版社・担当のみなさま ■ 長期入院の間、何度、頼んだことだろう。 「秀丸エディタの本を買って来てほしい」と。 そして、なんどガッカリしたことか。 「そんな本、置いてないって」 約1年半あとの退院。すぐに京都では最大の本屋に直行。 ところが……。 グッ、ガァ〜ン。確かに秀丸の本はなかった……。 ウィンドウズも本格的な広がりを見せているようだ。だとすると、秀丸関連の書籍 がズラ〜と並んでいるはずだ。こういうふうに考えていた私は、あさはかだった。間違い だった? 甘かった? 書店には、わずかに2、3冊の秀丸関連の書籍があるだけ。それも、ほぼ秀丸のヘ ルプファイルと同じ内容。ほとんどヘルプファイルをそのままテキストに落としたような 内容。そりゃナイヨ〜(駄洒落を言っている場合ではなかった(^^;)。 これじゃ、欲しい情報は手に入らない。ああ、どうしよう、秀丸の本がないなんて。 グズッ。帰り道は遠かった、ほんと、遠かった。 ■ そんな、こんなで「ま、無いなら無いで自分でそれなりのものを書いてしまおう」 って始めた書きマクロシリーズ、そして秀丸操作と秀丸マクロに関しての「使いマクロ」 シリーズ。少なくとも自分が経験したのと同じことを、新しく秀丸エディタを使おうとし ている人が再度、経験するのは、ナンセンスですからね。経験が積み重ねられて行く、知 識が蓄積されて行く、これが書籍の本来の使命。でも、アタシ無理。そこで出版がダメなら 、オンラインで伝えて行こうって感じです(^^) その通信。最初に通信を体験したのは、今は無き「ネット・イン・京都」というB BS。(市内通話料だけで良かったのにグスッ。10回線以上あったBBSだったけど、 なぜか消えてしまいました(;_;))このBBSで様々なソフトが公開されているのに驚い たのが、最初の通信ショック。苦労して作ったものを、無料、あるいは無料に近い料金で 公開しているなんて、信じられないことでした。学生の時に、英語と社会の学習ソフトを 苦労しまくって作った経験から類推すれば、使う側の者が想像する百倍も苦労して作って いるだろうに、と思ったからです。 で、第二の通信ショックは、その発想。産まれて始めてチャットをした相手いわく 「自分がいいものを作り、それを多くの人が使ってくれる。するともっといいでしょ」 単純明快な世界(^^; あはは、そっか、の世界でした。 一方、最近では流行も治まり、地に付いて来た感のあるDOS/V。世界共通という 、新しい概念のパソコンの存在を私たちに知らせてくれましたと同時に、自分で責任を持 って、自分で作って、自分で楽しむ。そんな「どぅー・いっと・ゆあ・せるふ」の世界の 面白さをも教えてくれました。 通信の世界の精神、「どぅー・いっと・ゆあ・せるふ」の精神、それがちょうど混 ざりあったのが私にとっての「書きマクロ」と「使いマクロ」かもしれません。で、ニフ ティーのこの場を借りる形で、「書きマクロ」「使いマクロ」を公開し始めたわけです。 書きマクロ? 使いマクロ? 何の役にも立たないかもしれない。でも、少なくとも 自分が使って便利なものがある。だったら、一人で使っているより、アナタも気に入れば 、使ってネ、の方が楽しいに決まっています。こんな世界。これは書籍と言う形よりもオ モシロイかもしれない。そんな気がしてる私です。 ■ 冷静になって考えてみる。 なぜ、いろんな側面から秀丸を解説するような内容の本が無いのか。 なぜ、ヘルプファイルをコピーしたような内容の秀丸本しか出版されていないのか? やはり、秀丸関連の本の需要自体がないのだろう、って単純な結論しか思い付きま せん。そうだよなぁ、売れれば、どこの出版社も先を争って出すハズだもんな。事実、● 太郎や、W●RDなどの本は山ほどある。う〜ん、やはり、秀丸エディタ関連書籍は需要 がないのか、売れないのか。でも一方では、ほとんど見たことも無いようなソフトの本だ って、それなりに出版されている例もあるにはある。 じゃあ、なぜ秀丸エディタに限って、多様で詳細な解説本がないのか? ……いまだに私には理解できない「秀丸に関する永遠の命題」です。 ニフティーの会議室には、一週間に何件もの疑問が登録され、それも、少しちゃん とした解説書があれば十分に事足りる内容も少なくありません。みんな、秀丸エディタを 快適に使いたい、そのための情報が欲しいんじゃないだろうか、と単純に思ってしまう訳 です。たしかに秀丸エディタのヘルプファイルは、とても使い易く、分かりやすく説明さ れています。ただ、利用者のパソコンに関する知識の差もあり、ヘルプファイルじゃ、多 くの秀丸利用者の疑問をカバーできないのも事実。 ならば、ヘルプファイルをそのまま書き移すと言うタイプの書籍ではなく(そうし た類の本の必要性もありますが)、やはり、さまざまな疑問を吸収した説明や応用的な使 い方、さらに、マクロの利用法まで、現実的で多彩な内容の秀丸本って、必要だと思うん ですけどねえ。でも、やはり、そんな秀丸本は無い。 う〜ん、いまだに「秀丸に関する永遠の命題」は理解できない、私には。 とりあえず、ニフティーの場を借りて頑張ろうッと! ま、もっとも書籍と言う形態でないと「書きマクロ」「使いマクロ」に接することがで きない人もいるわけで、書籍にと言う形態への思いもある、わたし(^^; 秀丸の知識 、マクロの技術、文書技量。どの点からも、私以外にそれを書く者はない(あはは。うそ)。 てな訳で、縁がありましたら、よろしくお願いしますねん ●[17]最後に ・当マクロは、斉藤秀夫氏のシェアウエアである[秀丸エディタ for Windows Ver.1.32] のためのフリーウエアです。このマクロは無料ですが、使用するのに必要な秀丸は、 シェアウエアという形態をもつ商品です。また、当マクロ集は、秀丸の作者とは全 く無 関係です。当マクロ集で生じたトラブル等で迷惑のかからないようお願いいたします。 ・なお、使用上のいかなる損失に対しても保証はできません。それぞれ各自の責任に おいて使用・改変等を行って下さい。 ただ、当マクロ集に関する苦情、問題点、要望、バグなどを発見した場合等々の対 応は FWINF の12番会議室か、メールにて、どうぞ。出来る限り前向きな対応はいたします。 ・当マクロはフリーウエアですが、砂場に落ちている「猫の運個」ではありません(^^; 出版権を含む複製権、二次的著作物の利用に関する原著作者の権利等の一般的著作権 を放棄したものではありません。(と宣言しておけと法律のプロが言ってました(^^)ゞ だからといってなにがどうなるものでもないとは思うんですけど、ねえ。 しかし、生まれたからにはF・Fされて、某アイドル歌手なんかを片手でかばいながら カメラに向かってもう一つの手を広げ「彼女の肖像権はどうなっているんだ」とか「貴 社は、私のソフトの著作権を侵害している」とカッコ良く叫んでみたい、変な欲求のよ うなものは、誰の心の奥底にも、かすかながら確かに存在してますよね、確かに。 ・当マクロ、当マニュアルで多用している罫線は、高池新一(GFA02114)氏による 『秀丸用罫線マクロ「t_keisen.mac」』を使用させていただきました、毎度です。 ・当マクロのマクロ作成上の導火線となった「脚注マクロ」は、米国西海岸留学中の前途 洋々たる青年医師((^^;??)masasanの基本アイディアと緻密・厳密・過酷なアドバイス により、現在、インターネットを通じて製作が続いています。 公開は、秀丸の新しいバージョンの発表に合わせた時期になりますが、それまで、じっ くり熟成させるつもりですので、気長にお待ち下さい ・また、masasanには、k_DESKのβバージョンで詳細なレポート(バグと操作性両面)を いただき、たいへん感謝しております。さらに公開に際しての助言など有用なサジェス チョンをいただき、深く感謝する次第です。 ・また、個人的にではありますが、長期入院後の私の肉体的・精神的リハビリについても 通信を通じての仲間として許される範囲内で、時期に応じた適切なアドバイスをいただ きました。これら一つ一つが私にとっては何にも代え難い貴重なものであり、いま、そ して、これからを生きるための誘導剤にすることができました。現実を冷静に受け入れ 分析する目、前向きに生きる積極的な生への真摯な姿勢などなど多くのことについて、 心身共に私の内部に僅かに残る生命の力を再び奮い起こすように喚起して頂きました。 この場を借りて、ここに、重ねて深く深く感謝致します。(チト暗くなりました(^^;) (ただ、忙しい留学中に、こんなんに付き合っていて良いのか、多少心配になることも ありました(^^)が、パワーのある医者だからいいか、ってとこに落ち着きました(^^;) ・・・が、今のmasasanは、P-5のバグ騒ぎの渦中のお人。夜な夜な、アメリカの最新情 報をニフティーにアップ中。ごくろうさまです。しばらくは忙しいかもネッ(^^; ・では、皆様のより一層の快適な日本語作成環境の発展と御多幸を祈りつつ・・・(^^) 平成06年12月07日(水) 午前09時13分26秒 水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603) ↑ ↑コノ日付、kakimac4.lzh に収録している k_DATE Ver.2 によってキー一発で入力。 人呼んで「セルフ・アド(なんのこたあない自己宣伝ですわ(^^;)」 kakimac4.lzh もよろしくm(__)m 個人的には、非常に便利だと、すっかり思い込んでます(^^; ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『日本語文章作成に携わる全ての方々に、秀丸エディタを、ファインアジャスト!!』 「書きマクロ・シリーズ」のねがいです。 ────────────────────────────── 水銀水(Suigwinsui)/小田 明夫(HGD01603) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━