--------------------ダウンロード、ご苦労様でした-------------------------  以下に gyouSET1.mac の使い方、仕様を説明します。  なお、最初の方は、「マクロの使い方も知らなかった人」にも解るようにと、手順 を追って説明してあります。秀丸を熟知している方は、読み飛ばしてください。 た だし、「●<78W>[ gyouSET1.mac ] の仕様」だけはご一読下さい。(なにしろ、この マクロのテストを頼んだ知人いわく。「秀丸で例のマクロを読み込んだけど全く動か ない!」との苦情。あれれ、ミスったなと頭をかいたんですが、原因は、「動かすべ きマクロを秀丸でテキストファイルとして<読み込んだ>だけだった」という笑えな い実例があったものですから。正直言って、クドいですが、ご容赦を(^^;))  以下の指示(1-6)に従っていただくと1〜3分で本マクロを完全把握できます(^.^)  また、最後に秀丸マクロ作成支援「まくりマクロ」シリーズの3本に対しても簡単 な説明をつけてあるので目を通して見て下さい。 ●gyouSET1.mac 実行前に下準備をしましょう ●5ファイルをコピー!  (1) kakimac2.lzh を解凍します。  (2)解凍された5つのファイルを、秀丸があるディレクトリにコピーします。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^      readme_s.txt・・・・・・・・このファイルです。(読後は削除可) 【書きマクロ Vol.2 #K1】日本語文章作成支援シリーズ      gyouSET1.mac・・・・・・・・字詰め設定マクロ本体 【まくりマクロ Vol.2 #M1-3】秀丸マクロ作成支援シリーズ ws_ins12.mac・・・・・・・・行頭に「//」を挿入。 ws_del12.mac・・・・・・・・行頭に「//」を削除。 mess_xyc.mac・・・・・・・・文字コードや範囲を表示。  準備が整ったところで、秀丸でこの readme_s.txt をオープンして下さい。 ●<20W> ●いよいよマクロ [ gyouSET1.mac ] の実行 ●  (3)マクロの実行の手順を示します。(実行は(7)まで待って下さい)    (a)マクロ(M)→マクロ実行(X) で「マクロ実行」ダイアログボックスを出す。    (b)そのリストボックスから [gyouSET1.mac] を選び、OKボタンを押す。            ※なお、リストボックスにない場合は(2)から再確認。    (c)実行は、一瞬です。(^^;  (4)では、実行して下さい。     もし、1行の文字数が20にセットされてあった人は何も起こりません。    まあ、普通はそんなことないですから、ほとんどの方は1行の字詰めが    半角で20字、全角だと10字にセットされましたね。     今まで、「その他(O)→設定(C)→折り返し文字数(W)→40(リターン)」と何度    やっていた自分があまりに可愛そうに思えてた人は、このマクロが使えます。  (5)一瞬のうちに20字詰めになった本ファイル。    見にくいですね。そこで、この状態のままで91行にある<20W>を削除して、再 度、    この gyouSET1 をこのままの状態で実行して下さい。78字詰めになるはずです。    (ただし、後でこの部分に戻ってきてね(^^;) ●<78W>[ gyouSET1.mac ] の仕様 ■  では、[ gyouSET1.mac ] の仕様ですが、もうわかっている人もいますね。    ファイルの1行文字数(一行の字詰め=折り返し文字数)をマクロで設定。    これが仕事内容です。  −−設定方法−−    字詰め指定:いずれかの行の行頭で「●+半角で」と指定。 例 18|新しい文章 19|●<24W>この文章は全角12字詰めです。<<<<------ココ!!! ~~~~~~~ 20|上記の設定後、gyouSET1.mac を実行してください。 −−設定注意−− ・nn:折り返し文字数(半角)。(上の例では24)        (20〜250まで設定可能。秀丸の仕様) ・W:半角大文字。(「W」は、「w」ではいけません) ・< >も必要。前と後ろで、必ず一対必要です。([ ] { } でもダメ)    (どうしても < > がいやな人は各自マクロを手直しして下さい。しか し、その     際には、公開が迫っている強力編集機能マクロには対応できません)   【注意点】       1行の字詰め(折り返し文字数)は、半角の、文字数です。<15W>と設    定しても、秀丸の方が全角7字に直してくれますが、諸般の例により偶数の    指定がよかろうかと存じあげ候。   【補注】●<24W>を例にして    1.「●」は、絶対に行の行頭にないとダメです。しかし、その行は、特別    指定はなく、ファイルのどの行にかいても結構です。    ただしファイルの頭の方が早いです。    2.<24W>の位置は、出来るだけ、●のすぐ後にして下さい。    まあ、その行の中であれば良いのですが、再度設定する時のトラブルの元に    なる可能性がありますので(^^;。    3.<24W>のすぐ後からは、自由に文字が書けます。    4.<24W>の括弧の中には、半角数字と[W]以外は、空白も含めて書き込まな    いで下さい。 ●<キー設定をやって見ましょう> ●これで今日から、キー一発で・擬似「文書個別・書式記憶機能」が可能に。 ● (6)キー一発で、半自動的に字詰め設定可能に!   gyouSET1.mac は、キー割当でいずれかのキーに設定しておくと、キー一発で   折り返し設定出来ます。     次の手順で本マクロを組み込んでみましょう。(実行はちょっと待ってね)   (6-1.マクロ登録)    (a)マクロ(M)→マクロ登録(E)で上の段の、グループ(G)21〜30をクリック。    (b)21を選び、「タイトル」に「一発字詰め」、ファイル名にgyouSET1.mac。    (c)OKを選び、元の画面に。   (6-2.キー設定)    (d)その他(O)→キー割当(K)→キー(K)から自分の好きなものを選択(例えば、      shift+ctr+[A] とか)    (E)→分類(G)→メニュー/マクロ→コマンド(C)からマクロ21を選択。   以上の操作で、キー割当で設定したキー一発で、字詰めが設定されます。   もちろん、以降は、わざわざ、   「その他(O)→設定(C)→折り返し文字数(W)→40(リターン)」   を繰り返す事はありません。●<78W>の78を32とかに書き換えて、キー一発。   まさに一発で字詰め設定が終了しているはずです。    その証拠に、●の後、「その他(O)→設定(C)」をやって見て下さい。   折り返し文字数(W)が、あなたが指定した[nn]になっているはずです(^^)(^^) ●(忙しい人はココ迄で終了して下さって結構です。ただ「最後に」だけは読んで下 さい) ●gyouSET1.mac の考え方 ●<120W>  普通ワープロなどでは、一行の字詰めなどの書式設定は、別ファイルに格納された り(初期の位置太郎など)、文書ファイルそのものの中(最近のほとんどのワープロ )に格納されます。ですから、ある文章を書いていて、次回にその文章を立ちあげた 時に、前回と同じ設定ですぐに書きはじめられるわけです。  ところが、エディタは元来がプログラマが便利にプログラムが書けるように作られ たものですから、字詰めなんて関係ありません。1行の終わりは文字の長さに関らず 常にリターンコード。文書書式もなにもない世界です。 (そもそもエディタはプログラマの道具であって、たまたま日本語も使えるし、早い し等の理由でプログラミングに関係のない一般人も使っているだけ。そこまでエディ タ側が面倒みる筋合いのものでないと言われれば、それまでの世界ですが)  さて、では、ワープロで便利な書式設定の中で、「何字×何行」というスタイルが 中心の日本語の文章を書く人間にとって非常に重要な情報は、何か。  それは、【1行の文字数】ではないでしょうか。  一行の文字数が決まるから、行数も決まるわけですからね。  では、その文字数が記憶できないものか。  最初のアプローチは、やはりテキストの編集情報ファイルを作る方法です。初期の 一太郎が、1文書に3つのファイルを生成していたようなやつで、fileinfo.ini を 読み書きするように作ったのですが、せっかくのエディタの機動性が台無しでアウト。 しばらく休憩。  個人的には、本来、テキストファイルに文章以外に何かが書き込まれるのがイヤで した。  ところが、いつもどうやって文章をかいたり仕上げたりしているかを考えてみると、 意外な点に気が付きました。文章を書く時に、そのテキストのどこかに(本文=23 字×87行)などと書き込んでいるのです。受け取る側としてもその方が、行数のチ ェックもやりやすいわけです。  これを利用しない手はない!! と言うのが、新しい(当たり前?)発想でした。 「どうせ字詰めをテキストに堂々と書き込んでいるのであれば、それを積極的に利用 しよう。」  このアイディアでやってみようと組みはじめたのが、gyouSET1.mac です。  まあ、やっていることは、たいそうに言うほどのものでもないのですが、アイディ アは中々いいと気に入っています。設定で折り返し文字数を入力しても最後はやっぱ り、「78」とかの入力が必要。だったら文書の中で「78」と打ち込み、キー一発で字詰 めも完了。こりゃ、グッットですねぇ。と自分だけで気に入っています。(しかし、 こんな事にでもアイディアの著作権を主張するような世界になると社会はどうなるん だろう?)  派生的に字詰めを変更する時、<24W>の24を書き換えるだけで一発で折り返し文字 数が設定できるようになって、便利になったようにも思えます。おかげでココ数日、 字詰め変更のためにその他→設定コマンドとは疎遠になれました(^^) ● ●秀丸マクロ作成支援「まくりマクロ」シリーズについて ●  秀丸マクロを組んでいて、あったらいいなという小さなマクロを3つ同梱しました。 これらの使用方法は、基本的に「範囲を選択して、各マクロを実行する」です。(非 選択時に実行しても実害は少ないかと思いますが)  ws_???12.mac シリーズは、非選択時には、ファイル全体を作業対象にします。  ただ、マクロ用ですので、折り返し等の操作はあまり考慮してません。一応、全角 と半角が混在していない場合の折り返しは考えましたが(削除の方はまあこんなもの か)、いずれにしても普通の日本語文章では使用しないで下さい。  なお、kakimac2.lzh Ver.1 をDLされた方には、 ws_ins12.mac で若干のバグが あり、ご 迷惑をおかけいたしました事をお詫びいたします(^^;  mess_xyc.macは、どんなファイルでの使用可能です。とくに、範囲指定した場合、 カーソルの最後の位置がどこに行くかは、かなり注目です。(まあ、ある程度、秀丸 マクロを組んでいる人はみんな知っているでしょうが、知らないと苦労します。これ から秀丸マクロをやってみようという方には、ささやかな手助けになるかと思います。 ●[お知らせ] ●公開迫る、私情・最強力編集支援マクロ!!!!! ●「PageMakerはもういらない(^^;」<<-------ウソ。絶対そんなことあり ません(^^)。  日本語作成支援シリーズ「書きマクロ Vol.4」の公開が迫っています。  べた書き日本語文章を扱う場合には、超強力(自称)です。ある編集者いわく「私 は、このマクロを使った瞬間に、私のハードディスクから PageMaker を消し去る決 心をした」あるいは「書きマクロを使えないライターを私は信じない」さらには「書 きマクロを搭載した秀丸。それは日本語テキストファイルに携わる全ての人々に未知 なる悦楽の境地、日本語ハンドリング・ソフトの究極の桃源郷を知らしめた」とまで、 言わしめた強力なマクロです。<<-----これも冗談ですよ!! ごめんなさい、アルダ スさん。ほんとは PageMaker 欲しいよ〜お〜。  でもまあ、べた書きの日本語文書の場合には、文章に字詰め指定のほとんどの場合 に対応できる私情・最強のマクロ(史上ではありません。あくまで私の情として、の 意味(^^;です、トホホ)と自負しております。  乞う、ご期待!!!  セーラムーンはいざゆかむ!!!??? (「ナイルな少女・トトメス」のスゴさが懐かしい!!) ●最後に  本マクロ集は、斉藤秀夫氏のシェアウエアである[秀丸 for Windows Ver.1.20] のためのフリーウエアですが、使用上のいかなる損失に対しても保証しかねます。 各自の責任において使用、改変などを行って下さい。  このマクロは無料ですが、使用するのに必要な秀丸は商品です。また、本マクロ 集は秀丸の作者とは無関係で、本マクロ集で生じたトラブル等で迷惑のかからない ようお願いいたします。  なお、本マクロ集に関する苦情、問題点、要望、バグなどある場合には、Nifty- Serve FWINF MES 12 の会議室にどうぞ。できるだけの対応はいたします。かなりお おざっぱな組み方をしていますので、不要な部分も多いかと存じます(^^;(^^;) で、 自分で直した方が早いと言う意見もありますが・・・(^^;  では、皆様の更なる快適な日本語作成環境の発展と御多幸を祈りつつ・・・(^^) (C) 水銀水(Suigwinsui) / 小田 明夫 (HGD01603) 1994/06/23